お米の「ブランド買い」傾向高まる

2008年10月11日 12:00

お米イメージエルゴ・ブレインズは10月10日、お米に関する調査の結果を発表した。それによるとよく購入するお米の品種は「コシヒカリ」がトップで半数近くを占めていることが明らかになった。また去年の前回調査と比べるとお米の購入の際に品種を定めている人が増加しており、安全性確保のために「ブランド買い」をしている傾向も見受けられる(【発表リリース、PDF】)。

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今調査は9月26日から29日までの間にインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1834人。男女比は43.9対56.1、年齢層別では30代が最も多く33.8%、ついで40代の30.5%など。

よく購入するお米の品種について尋ねたところ、「コシヒカリ」を選んでいる人が46.1%とほぼ半数に達していた。前回調査(1年前)と比べても10ポイント以上の増加である。

よく購入するお米の品種(複数回答)
よく購入するお米の品種(複数回答)

「コシヒカリ」以外にも「あきたこまち」「ひとめぼれ」など、お米の有名どころなブランドの割合が大幅に増加しているのが分かる。さらに「無洗米」なども大きくポイントを上積み。一方で「決めていない」が約半分にまで得票を減らしているのが分かる。

これは冒頭及び発表資料中でも言及されているが、お米だけでなく食全体に対する安全性への意識が高まり、それと共に「ノーブランドよりはブランドへ」とお米の消費性向が移行しつつあることの裏づけだろう。

今後はむしろ、各ブランド間のイメージ・宣伝競争が活性化されるものと思われる。それぞれの品種毎にどのような特徴があるのか、また他品種と比較してどの点で優れているのかなど、今後自己ピーアールの機会も増えてくるに違いない。


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(最終更新:2013/08/02)

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