空が見えるドライブ環境を提供~積水化学がルーフ一体型フロントガラス用中間膜を発売

2008年10月06日 08:00

ルーフ一体型フロントガラス用中間膜イメージ【積水化学(4204)】は10月1日、自動車用のフロントガラス及びルーフ部分に使われる新製品のガラス、『ルーフ部一体型フロントガラス用中間膜「S-LEC(R) SDF-C」』の発売を今秋から開始すると発表した。このガラスを用いれば、フロントガラスの部分をさらに上部に伸ばし、ルーフと一体化して開放感を演出することができるようになる(発表リリース)。

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車内から見たイメージ図と、ルーフ部一体型フロントガラスのイメージ図(赤い点々部分)
車内から見たイメージ図と、ルーフ部一体型フロントガラスのイメージ図(赤い点々部分)

元々中間膜では安全性(ガラス飛散防止)と防犯性(耐貫通性)、紫外線遮断性を持っている。今回積水化学では独自技術である多層押出技術を用い、天井部分からの全長165センチのうち、最大で80センチの着色層を持つ、ルーフ部分一体型フロントガラス用の中間膜「S-LEC(R) SDF-C」を作り出すことに成功。開放的な空間を創り出し、デザイン性の向上にも貢献することになった。

上面近い部分まで視野が広がることで、ドライバやー助手席に座っている人はこれまでと違った運転感覚を得るようになる。場合によっては一種の違和感や「外に投げ出されているような」怖さを感じるかもしれない。しかしほとんどの人にとっては爽快感・開放感のもとで運転することができるだろう。少なくとも車内が広く感じられるように見えるのは間違いない。

車内上面を透明にして視野を広げ、開放感を得る車両としては、ロンドン名物の「イギリス・ロンドンの二階建て赤塗り観光バス」の新型が、やはり天井部分を透明にすることが先日発表されている(【Mail Online】)。今回のルーフ一体型フロントガラス搭載の自動車も、運転手本人よりは同乗者の方が喜ぶことだろう。

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