「リーマンズ・ショック」後の反動によるものか…東京株式市場での外国人投資家の売買動向、二週ぶりに売り超し(2008/10/03)
2008年10月03日 06:30
東京証券取引所は10月2日、2008年9月22日から9月26日(9月第4週)における株券の投資部門別売買状況を発表した。それによると先週外国人投資家が株を売った総額は3兆5433億1221万6000円なのに対し、買い総額は3兆3956億9025万1000円となり、差し引き1476億2196万5000円の売り超しとなった。これは先週の買い超しから転じての売り超しとなる。なお個人・法人・証券会社共に買い超しで、外国人のみが売り超しとなった(【最新発表リリース、PDF】)。
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9月22日から9月26日における各部門別の売買動向は次の通り。
・法人……8126億8704万9000円/8296億2882万9000円(169億4178万0000円買超)
・個人……1兆2020億9770万3000円/1兆2613億8783万4000円(592億9013万1000円買超)
・外国人……3兆5433億1221万6000円/3兆3956億9025万1000円(1476億2196万5000円売超)
・証券会社……1230億7950万2000円/1296億0312万9000円(65億2362万7000円買超)
(それぞれ売り/買い(差し引き))
また、この10週間における外国人投資家の動向は次の通り。
7月14日～18日……1535億0572万2000円売超
7月22日～25日……345億4874万9000円買超
7月28日～8月1日……1877億4071万9000円売超
8月4日～8日……1369億7574万6000円売超
8月11日～15日……1001億9073万8000円買超
8月18日～22日……1064億7033万2000円売超
8月25日～29日……1232億4787万8000円買超
9月1日～5日……2113億5241万3000円売超
9月8日～12日……2958億3155万5000円売超
9月16日～19日……1091億3051万6000円買超
9月22日～26日……1476億2196万5000円売超
今回該当週は火曜日がお休みで実質4営業日のみの計測データとなった。取引額そのものは5営業日の通常週と比べてやや少なめではあるが、売り超し額は通常週と変わらないほどのボリュームだったのが気になる。市場そのものは比較的堅調に推移してるが、これは「リーマンズ・ショック」後の反動によるもの。
次週は金融危機対策法案への不安感からかじわじわと値を下げた後、予想外の否決という事態に大暴落をぶちかましている。木曜時点で日経平均株価も1万1000円台をつけ、さらに底抜けとなるのではという危惧も。辛い市場展開が続きそうだ。
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