平日も 深夜に夜更かし ネットする 男性諸君は ネット大好き!?
2008年10月02日 12:00
総務省は9月30日、ネットショッピングの状況に関する調査報告書を発表した。それによると、平日において男性は深夜0時を過ぎても4%近くの人がインターネットにアクセスしている傾向があることが明らかになった。全般的には女性よりも男性の方が利用率が高く、利用率には約2倍の開きが見られる(【発表ページ】)。
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今調査報告書はこれまで総務省が取得してきた各種統計資料の中から「家計消費状況調査」「社会生活基本調査」などを元にデータを再構築したもの。今回取り上げるデータは「平成18年社会生活基本調査」からのものになる。
2006年における、平日の時間帯別に見たインターネット利用率は次の通り。
平日の時間帯に見たインターネット利用率(2006年・15歳以上・平日)
今データには娯楽・プライベート以外に仕事や学業で利用した場合も含まれるので、平日の日中時間においてもアクセス率が高い結果が出ている。9時から12時前、13時から18時までの時間帯がほぼ横ばいで高い率を示しており、仕事中にもインターネットが(有効に)活用されている様子がうかがえる(解説はされていないが携帯電話によるアクセスは対象外だと思われる)。
女性は17時から減少する
↓
帰社時間の違いが
現れている
また、男女別に見ると午後の仕事時における高い利用率の時間が、男性は18時まで継続しているのに対し、女性は17時を境に減少する傾向が見られる。これは退社時間の違いによるものと思われる。一概に決め付けるわけにはいかないが、「女性は定時帰社」「男性は1時間ほど残業」というパターンが多くのデスクワークの人に当てはまるのだろう。
男女の違いといえば、自宅に戻ってから寝るまでの時間において、女性は23時過ぎから利用減少傾向が見られるのに対し、男性は深夜0時~0時半までは高い割合を示しているのが分かる。午前1時でも3.0~2.5%の人は利用しており、これは平日のお昼時(12時~13時)のそれにほぼ匹敵する。いかに男性が「平日でも」パソコンを使って夜な夜な仕事をしたり趣味にいそしんでいるようすが想像できよう。
当サイトの9月のある週における平日分の時間別アクセス
ちなみに上に掲載したのは、当サイトにおける9月のある週の平日(月~金)における時間別アクセス分布。昼間のアクセスが多いのは状況的に逆転しているが、帰宅時間にやや利用頻度が落ち込むことや、深夜1時くらいまで高い度合いを維持するあたりは、ほぼ男性のインターネット利用傾向と一致している。
女性の利用頻度が高い携帯版では、これとはまた少々異なる傾向が見受けられるのだが、これはまた別の機会にでも。
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