ペットの王道はやっぱり犬と猫・高齢層ほど猫がお好き?
2008年10月01日 08:00
情報サイト「ブロッチ」などを展開するアイシェアは9月29日、ペットに関する調査結果を発表した。それによると現在飼っているペットのうちでもっとも多いのは「犬」であることが明らかになった。それに続く形で「猫」も多くの人が飼っており、世間一般のイメージ通り「犬」と「猫」が二大ペットの種類であることが分かる(【発表リリース】)。
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今調査は9月12日から9月16日の間、無料メール転送サービスCLUB BBQの登録会員に対して行われたもので、有効回答数は455人。そのうち「ペットを飼っている」と答えた109人が今件における直接の回答者ということになる。男女比は54.7対45.3。年齢構成比は20代13.6%、30代48.8%、40代29.0%、その他8.6%。
「ペットを飼っている」と回答した人に、その種類を複数回答で尋ねたところ、もっとも多いのは「犬」で45.9%(ペットを飼っている人に対する割合、以下同)という結果が出た。
どんなペットを飼っているか(飼っている人全体に対する割合)
どんなペットを飼っているか(飼っている人全体に対する割合)(一部種類、階層別)
ペットの定番としては「犬」「猫」のイメージが強いが、今回の調査結果でもやはりその2種がもっとも多い回答率となった。個人的には猫好きの当方(不破)としては多少残念な結果だが、二大巨頭では「犬」の方がやや優勢のようだ。意外なのは「は虫類」の多さ。他のペットと比べると鳴き声がしない、見た目の「愛嬌の良さ」などが受けているのだろうか。
また、上位4種類のペットについて各種階層別で見ると、「犬」がすべての階層で大きく票を得ているのに対し、「猫は高齢層ほど飼われている率が高くなる」、また「男性は犬、女性は猫を飼う比率が高い」傾向が見えてくる。今回の調査の年齢階層における「その他」は50代以上を想定していると思われるが、確かに高齢者のペットというと猫の方がイメージとしてしっくりくるかもしれない。
ちなみに今調査では「ペット保険」についても尋ねているが、全体では7.3%しかいないという結果が出ている。ペットも生き物であり、病気になることもあれば怪我をすることもある。愛するペットであれば、いざという時に自然治癒に任せるわけにもいかないだろう。
「人間様への保険ですら満足にかけていないのに……」と思う人もいるかもしれないが、今後ペットの高齢化傾向が強まるにつれ、ペット保険の必要性はますます高まるに違いない。
さらに、やや蛇足になるが「ペットの所有率」について調査母体全体に占める割合で計算したのが次の図。
どんなペットを飼っているか(全体に対する割合)
「犬」や「猫」ですら、飼っている人は十人に一人。意外に少ないものである。
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