肥満者が 最も多い 都道府県 男女共に 沖縄一番
2008年10月30日 08:00
内閣府は10月28日、2008年版「食育白書」の内容を発表した。それによると、47都道府県でもっとも肥満者の割合が多い県は男女共に「沖縄県」であることが明らかになった。男性では実に半数近い人が「肥満者」という値が出ている(【発表ページ】)。
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「食育白書」とは食育基本法に定められた報告書で、政府が毎年国会に提出している。今回公開されたのはウェブ版だが、書籍版は11月中旬以降に発売予定。本文は大きく7章立てで構成されており、家庭、教育機関、地域など多種多彩な場面での「食育」の現状とあり方について語られている。
今回のデータはその「食育白書」の資料編に掲載されていたもので、2007年度に厚生労働省が調査した資料を基にしたもの。20~69歳男性と40~69歳女性それぞれの肥満者の割合における上位10位の都道府県は次の通り。
都道府県別肥満率トップ10(男性)
都道府県別肥満率トップ10(女性)
ちなみに全国平均では男性29.3%・女性26.6%となっている。
女性の計測開始年齢が20年ほど上なのは、妊婦の状態を考慮したものと思われる。それもあってか、男性よりも女性の方が全般的には肥満率が低い。また47都道府県全体のデータを見ても、トップテンのデータをながめても、関東・近畿などの日本中央部よりも北海道・東北・九州などの両端部に肥満率の高い県が多いことが分かる。
恐らくは地域毎のライフスタイル、特に食生活の違いからくるものだろうが、非常に興味深い傾向といえるだろう。もっとも肥満率の高い地域は食べ物(特に地域特産料理)の美味しい地域でもある。それも多分に影響しているのかもしれない。
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