デスクの上にドリンクのオマケ・IT系では四人に一人が「置いている」
2008年10月24日 08:00
情報サイト「ブロッチ」などを展開するアイシェアは10月23日、ペットボトルを一とするドリンク系商品についてくる「オマケ」に関する調査結果を発表した。現在就労中で職場にデスクがある人のうち、それらの「オマケ」をデスクに飾っている人は全体の2割近くに達していることが明らかになった。職種別でその割合には大きな差異があり、特にIT・コンピュータ関連では四人に一人が飾っている計算になる(【発表リリース】)。
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今調査は10月10日から10月13日の間、無料メール転送サービスCLUB BBQの登録会員に対して行われたもので、有効回答数は421人。男女比は55.6対44.4。年齢構成比は20代12.6%、30代46.8%、40代31.4%、その他9.3%。
あまりにも種類が多種多様化し、商品そのものの個性では集客力が今ひとつと思われがちなドリンク業界では、これまで以上に「オマケ」に傾倒する傾向がある。陳列棚に並ぶペットボトルの首の部分に小さなビニール袋に納められたストラップや文房具、ミニチュア商品などを見かけ、手に取った人は多いだろう。中には非常に精巧な造形のものもあり、ドリンクがメインなのかオマケがメインなのかが分からないものまで見受けられるから驚き。
さて、そららのオマケを手元におかず、職場のデスクに飾っているかどうかについて尋ねたところ、全体では15.5%の人が「飾っている」と答えている。
オマケを職場のデスクに飾っているか
「可愛い系」アイテムが
多いから?
男女別では男性よりも女性の方がやや飾っている割合が多いように見える。ただし「職場にデスクがない」人も合わせた割合なので、これを「デスクがない」人を除いて考えると(デスクはあるけど飾ってない・デスクがあるし飾っている)、男性は16.5%・女性は20.7%と4.2ポイントもの差が生じることになる。オマケにはそのサイズ上の制限から「可愛い系」のものが多いため、女性の受けも良いのかもしれない。また、年齢階層別では当然ながら歳を経るごとに飾る派が減る傾向にあるようだ。
さらにこれを業種別にわけ、「職場にデスクが無い」人をのぞいて比率を表したのが次の図。
オマケを職場のデスクに飾っているか(業種別)
2割を超えているのは「IT・コンピュータ関連」と「自営業」、逆に少ないのは「公務員・教職」と「医療系」。特に「医療系」では飾っている人が皆無という結果が出ている。少ない方の職種は業種そのもののイメージや対外的な問題があるのは容易に想像ができる。例えば診断を受ける主治医の机にずらりとドリンクのオマケが飾られていたら、患者側はその医者の腕を疑ってしまうかもしれない(医療系の場合はその他に衛生面での問題もある)。
四人に一人が「飾っている」
逆に「IT・コンピュータ関連」と「自営業」で多いのは、後者は他人にしばられることがあまりないため、自由度が高いからだと思われる。前者の「IT・コンピュータ関連」もどちらかといえば一般の営業・事務職と比べて個人の自由裁量に任せるところが多いこともあり、職場内の活動スタイルに対する規制はゆるい場合が少なくない。その観点からすれば、自営業に近い結果が出るのも納得がいく。
ただし「自営業」以上に「飾っている」率が多いことについては、とかくハードになりがちな「IT・コンピュータ関連」従事者の「息抜き」の対象としてこれら「オマケ」が用いられていることが考えれる。一般のフィギュアなどと同じく「視界の片隅において、気分転換・息抜きに使う」のだろう。
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