燃えるほどに仕事熱心なDJ
2008年10月26日 12:00
映像を伝えることが出来ないだけに、時としてテレビ以上に熱意とノリが必要なラジオ放送。司会者の個性でもっているような番組なら、それはなおさら。しかし司会者本人の周囲で何かが起きた時も、その「ノリ」を維持することはできるだろうか。ギリシアのラジオ局のDJなら、その問いにいやおう無く「もちろん」と答えることだろう。その理由が【Mail Online】で証拠と共に報じられていた。
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ギリシアのFM放送局で起きた珍事
DJの真後ろで煙が……このときはまだ気がつかない
ようやく気がついた様子。だが「すぐに何とかなるだろ」といった感じで放送をやめる雰囲気はない
「ん? ちとヤベぇぇぇ」とでも言いたげなDJ。それでも放送は継続中
器材がスパークし、煙で包まれる室内。スタッフが駆けつけ、消火器で消化を試みる。それでも放送継続中
ようやく鎮火。DJの目の前にある異常を知らせるランプが点滅を続けている
事件がおきたのは今年の9月12日、ギリシア・アテネのFM放送局city99.5のスタジオ内。元記事の解説によると、この時は生放送で放送中で、しかもインターネット経由でスタジオの様子がライブ中継されていたという。
最初はDJの後ろで器材の何かから煙が出て、しかもそれがすぐに発火。当初は気がつかなかったDJも、発火の熱で気がついて振り返る。「これはまずいかな」とばかりに、台本を持って放送を続けつつ、椅子を回転させて火元を足蹴にし、消化を試みるがままならない。
結局スタッフが駆けつけ消火器で消しとめるまで約1分半。放送を終え、「なんてこったい」とでも言いたげにインカムを取り外すまで、火の中でもかのDJは自分の任務を止めることはしなかったわけだ。
元記事や動画投稿先のコメントを読むと「これはジョーク、フェイクだ」というコメントもある。「宣伝のためにしでかしたことだろう」という意見もある。どれが真実なのかは分からないというのが現状。
しかしフェイクだろうと真実だろうと、当人が熱い思いをしながら放送を続けたことに違いはない。本当ならもちろん、たとえ「演出」「宣伝のための演技」だったとしても、仕事熱心だったことだけは間違いないだろう。
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