時間が無い! 朝食にかける時間は15分未満が7割強
2008年10月01日 19:40
マクロミルは9月30日、朝食に関するアンケート調査の結果を発表した。それによると、朝食にかける時間への問いに対し、平日では「5分~15分」がもっとも多く6割近く、休日では「15分~30分」が最多の4割強の人の賛意を得ていることが明らかになった。多くの人にとって平日の忙しさは、朝食に十分な時間をかけられないほどのようである(【発表リリース】)。
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今調査は9月8日から9月9日、インターネット経由で関東の一都三県の在住者を対象に行われ、有効回答数は1030人。男女比は1対1、年齢階層比は20・30・40・50代と60歳以上で均等割り当て。
平日と休日それぞれについて、朝食にかける時間を尋ねたところ、平日では「5分~15分」と答えた人がもっとも多く56.5%を占めた。
朝食にかける時間
本来ならば朝食にも15分~30分ほどの時間はかけたい。しかし平日の朝は1分1秒が惜しくて、あまりのんびりと朝食をとっているわけにはいかない。そんな日常生活の大変さが見えてくる結果といえる(平日はある程度よゆうがもてるからか、15分~30分の割合が増加する)。
若年層ほど素早く食べ
壮年層ほど時間をかけて食する
年齢階層別に見ると、興味深い結果が見えてくる。すなわち、若年層ほど「5分~15分」の割合が多く、壮年層ほど「15分~30分」の割合が多い、というものだ。特に60歳以上では平日で5割強、休日で6割近くが「15分~30分」かけて朝食を取ると答えている。他の朝食絡みの記事でも言及しているが、これは壮年層の方が「時間的に余裕が持てる」ゆっくりとかんで食事をするようになる」「健康に気づかって食事をするようになる」からだろう。
簡単なものを食べる」
ではなく
「簡単に食べられるものを
選ぶから時間が短くて済む」
上記グラフにもあるように、特に20代・30代の多くは平日の朝食には15分未満しか時間を取れない人が3/4にも達している。時間がないからシリアルや果物、栄養補助食品に走りがちなのか、それともシリアルや果物などで朝食を済ませているから時間が短くて済むのか。まさにニワトリと卵のような話だが、どちらがより多くの理由なのかは今回の調査からは分からない。
とはいえ、別項目の設問で「朝食で重視している」ことの最多回答項目が「簡単に食べられること」で、とりわけ若年層の回答率が高いことを見ると、どうやら「朝食は簡単に済ませたい。口にするものもそのニーズにあったものが良い。だから時間が短くなる」という流れが多数派を占めているようだ。
たとえ果物やシリアルなどでも、朝食を抜くよりははるかに身体にはプラスとなる。また、時間が無い時にはシンプルな朝食でも仕方ないかもしれない。それでも時間を持てる休日には、ご飯やパンなどもあわせた主菜あわせた、バランスの良い食事を時間をかけてとるよう心がけよう。
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