古着購入、抵抗あるのは約7割。着ていた他人が気にかかるから

2008年10月30日 08:00

古着イメージインターワイヤードが運営するネットリサーチ会社DIMSDRIVEは10月28日、古着の購入に関する調査結果を発表した。それによると、古着の購入に抵抗を感じる人は全体の約7割に達し、その多くが「前に誰かが着ていたことに抵抗があるから」という理由によるものであることが明らかになった(【発表リリース】)。

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今調査は9月3日から9月18日までの間、インターネット経由で行われ有効回答数は10099人。男女比は男性対女性が46.9対53.1。年齢階層比は30代がもっとも多く34.5%、ついで40代30.5%、50代14.8%など。

中古品全体については先に【中古品、抵抗あるのは「生活家電」。雑誌やゲームは諸手で歓迎】で別機関によるレポートを見ているが、そこでは古着は「買うのに抵抗があるが、同時に購入された機会が多い商品でもある」という回答が得られていた。またそちらでは「なぜ抵抗感があるか」までは問われていなかった。今調査では抵抗感のあるなしに加え、その理由についても尋ねている。

まずは抵抗感のあるなし。抵抗感のある人は「少し」と「かなり」をあわせて7割に達している。

古着購入に抵抗感はあるか
古着購入に抵抗感はあるか

抵抗感なく古着を購入できる人は3割に満たないという結果になっている。

興味深いのは、その「古着への抵抗感」について。古着を購入したことが無い人(抵抗感の強い人)に、その理由を尋ねたところ、もっとも多いのは「前に誰かが着ていたことに抵抗があるから」という回答だった。

男女別「古着を購入しない理由」
男女別「古着を購入しない理由」
・女性の方が抵抗感が強い
・前に誰かが着ていた
ことへの抵抗感は
 とりわけ女性が強い

男女とももっとも多いものは「前に誰かが着ていたことに抵抗があるから」。中でも女性の抵抗感は激しく、過半数に達している。また全般的に男性よりも女性の方が、各項目における抵抗感が強い。衣服に対するこだわりが強いからこそ、これらの項目への妥協を許さないのだろうか。

兄弟姉妹間で服のやり取りをしたり、兄姉の服をもらう「おさがり」については、まったく第三者的な「赤の他人」よりは身近な人物であるには違いないが、やはり他人が着ていたものに他ならない。おさがりがあまり好まれないのは、ファッションや「兄姉のコピー」のようなイメージもあるだろうが、根底には「他人の一部」を自分が取り込むことへの拒否反応があるのかもしれない。

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