毎食自炊は約3割、コンビニ・レトルト・インスタント頼りは四人に一人
2008年10月14日 06:30
インターネットコミュニティ「MyVoice」を運営するマイボイスコムは10月13日までに、味覚に関する調査結果を発表した。それによると、ほとんど毎食自炊をする人は全体の約3割であることが明らかになった。一方で「自分ではほとんど自炊しない」という人も四人に一人の割合に達し、食生活の形成においては実に多種多様なパターンが見受けられることがうかがえる(【発表リリース】)。
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今調査は9月1日から5日の間、インターネット経由で行われたもので有効回答数は1万5245人。男女比は46対54で、年齢階層比は30代が36%、40代が29%、50歳以上が19%など。
今調査では味覚そのものについてや、インスタント・レトルト品などついての設問とその回答数が提示されているが、今回着目するのは「料理をする頻度」について。自分自身が自分で料理をする(つまり自炊する)頻度はどれくらいかと尋ねたところ、もっとも多かったのは「ほとんど毎食」で29.4%だった。それに続くのが「自分ではほとんど作らない」。両極端な二つの選択肢が上位を占めたことになる。
あなたご自身が自分で料理をする頻度はどのくらいですか
「1日に1回以上」となると、一日三食のうちいずれかの食事を自炊している、ということになる。これも「毎日自炊する」と見ることができるので、それを「毎食」とあわせると、「毎日何らかの形で自炊する人」は約半数の45.8%に達することになる。
一方で「ほとんど作らない」と「月に数回(≒週一回以下)」ぐらいまでは事実上「自炊はあまりしない」と見なして良いだろう。そのような考えれば「自炊はあまりしない人」は38.1%と4割近く。このようにして考えると、「自炊派:45、反自炊派:40、中間層:15」という区分も出来よう。
「自炊をしなければどのように食事を調達するのか」ということになるが、今は色々と便利な時代で、ファストフード店はどこにでもあるし、コンビニやスーパーでは総菜や弁当、冷凍食品が山ほど並べられている。百円ショップでもレトルト食品やインスタント食品が気軽に手に入る。調理法も中食やコンビニ弁当のように買ってきたものをすぐに食べられるタイプに始まり、お湯や電子レンジで(かやくや具を袋から出して)温めるだけ、お湯で温める、お湯を注ぐなど、実に多種多様。あるいは外食を使うという手もある。
これだけ多彩な手段が用意されているのだから「自炊などするまでもない」と考える人が多いのは納得できる。また、自炊と比べてこれらのパッケージ食品は時間を節約できるし、食生活の内容次第では自炊よりも安上がりな場合もある。
一方で自炊には自炊の楽しさがあるのも事実。原材料の出所がはっきり出来るし、創意工夫も(出来合いものよりは)楽しめる。何より、自分自身で作ったものを口にできるという安心感と満足感を堪能できるのが嬉しい。
「時間がないから自炊なんて無理」という人も、例えばカップラーメンに自分でねぎを刻んで入れてみたり、ご飯を炊く時に何かを入れて炊き込みご飯を作ることくらいなら出来るはず。どのみち人は食べ物を食さねば生きていけないのだから、どうせなら楽しい食事時間を過ごせるよう、色々と工夫するのも良いだろう。
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