リリースによると今回の一斉値下げは「お客さまの生活応援」を目的とし、「イオングループの総力を結集してえられる原資をもとに、価格の引き下げを行う」というもの。プライベートブランド「トップバリュ」を含めて生活必需品の衣料品・食料品・住居余暇商品合わせて1000品目を、季節によって購買頻度が上昇するアイテムを月単位で見直しながら、来年2月末日まで、継続して値下げするという。

具体的値下げ品目としては「タスマニアビーフ 498/g円 → 398/g円(100g)」「中敷カーペット 4980円 → 3980円(140×200cm)」「婦人タスマニアセーター 2980円 → 2480円」などがあげられている。「1000品目」と銘打っているのならはじめからその品目すべてを公開すればインパクトも大きいのだろうが、「月単位で見直しながら」という表記もあるので、恐らくは今後調整をしながらプラスマイナスをしていくのだろう。

月次のスーパー・デパートの売上報告を見る限り、衣料品の不調は目を覆わんばかりのもので、それを知ってか知らずか世間の一部には「ていのよい在庫処分」とやゆする声もある。しかしリリースにもあるように消費が冷え込む昨今、お祭りを起こして盛り上げて火を「興し」、冷え込みを少しでも抑えることも重要なのに違いない。ましてや「1000品目」という大きな数字を掲げられれば、皆が注目を集めることは必至。それだけでも効果はある。

具体的にどのような商品が「とことん価格」の対象になるのかは10月18日のキャンペーン実施以降でないと分からない。いつもイオンやイオングループ店舗を使っている人は、胸弾ませながら開始日を待つことにしよう。