保険加入者の約半数が「見直したい!」・重要ポイントは「給付額の十分さ」「保険料の安さ」

2008年09月22日 08:00

保険の見直しイメージ楽天リサーチなどは9月22日、医療保険・がん保険に関する調査結果を発表した。それによると現在加入している保険を見直したいと考えている人は全体の4割強に達し、現在加入している保険のままでよいとする2割強を大きく上回っていることが明らかになった。具体的には万一適用されるような事態になった時に、金銭的に十分な入院サポートが受けられることや、保険料が安いことなどを重視したい傾向が見られる(『発表リリース』)。

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今調査は8月21日から25日の間、20~60代の男女を対象にインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1000人。年齢階層比・男女比はすべて均等割り当て。

現在医療保険やがん保険に加入している人に対し、新規に別の保険や現在加入している保険の見直しの意向はあるかと尋ねたところ、「やや見直したい」「絶対見直したい」人を合わせた「見直し派」は43.6%に達した。

現在加入している保険を見直したいか
現在加入している保険を見直したいか

加入している保険を見直したい人は、現行の保険に何らかの不満(例えば保険料が高い、自分が想定している病気に対応しきれていない、保証が十分でない、もっと自分のニーズにあった保険が登場した)を抱えていることになる。それでは逆に、医療保険やがん保険を選ぶ際のポイントはどこにあるのだろうか。そのポイントの高さこそが、現行加入している保険への不満点と考えることもできる。

医療保険やがん保険の選択時のポイント
医療保険やがん保険の選択時のポイント

トップは「病気での入院給付金日額が十分である」。従来の保険では(保険料にもよるが)5000円~10000円くらいがサポートされる額の中心。しかし雑費や個室入院を考えると、もう少し上積みが欲しいところ。現在加入している保険では対応しきれていなかったり、自分のプランでは不足している場合、給付金の積み重ねをするため、見直ししたくなるのも理解できる。

最近流行の保証制度「保険料が一生上がらない」「1泊2日の入院から保障される」「日帰り入院保障がある」なども上位に見受けられる。それほど「病院に通う」という行為が身近になってきたあかしかもしれない。

他方、「保障内容がわかりやすい」以外の契約時のハードル、具体的には「医師の審査が不要である」「加入検討時に商品内容をわかりやすく説明してくれる」「保険料の支払方法を選べる」などはさほど選択ポイントとしては高くないことが分かる。これらは軽視されているのか、あるいは加入者側からすれば「前提条件として当たり前のことであり、ことさら重要視するポイントではない」のかもしれない。

過度な保険加入イメージ実際に再点検をしてみると、加入プロセスや時期によって、現在加入している保険が加入者にとって内容が重複していたり、無駄な部分があることは決して少なくない(まさにイメージイラストのような感じ)。無駄な保険部分があれば、それだけ月々の支払い保険料も余計に支払っているということになる。「もしかしたら」と感じたら、FP(ファイナンシャルプランー)などの専門家に相談し、自分の保険の見直しをしてみるよう。意外な出費削減と、効率よい保険への組み換えができるかもしれない。


(最終更新:2013/09/01)

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