将来的に不安を感じる病気、三大疾病とあの「病(やまい)」
2008年09月22日 08:00
楽天リサーチなどは9月22日、医療保険・がん保険に関する調査結果を発表した。それによると「将来的に不安を感じる病気」でもっとも得票が多かったのは、他に圧倒的な差をつける形で「がん」であることが明らかになった。続いて「脳卒中」「心筋梗塞(こうそく)」など、実際に発症しやすい病気「三大疾病」が上位についている。また、男女20代・男性40代に「うつ病」への不安が多いのも気になるデータとして出ている(『発表リリース』)。
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今調査は8月21日から25日の間、20~60代の男女を対象にインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1000人。年齢階層比・男女比はすべて均等割り当て。
「将来的に不安を感じる病気は?」という問いに複数回答で答えてもらった結果は次の通り。全体では8割近い人が「がん」に不安を感じていることが分かる。
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将来不安を感じる病気
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将来不安を感じる病気(各種階層別区分)
「がん」の後には「脳卒中」「心筋こうそく」が続く。実際に発症する病気としてもこの3つがもっとも発症率が高いだけあり、身近なリスクとして認識しているのだろう。また、「糖尿病」「高血圧」など、俗にいう生活習慣病(ぜいたく病)が上位に来ているのも気になるところ。
「うつ病」の回答数が
多いのも気になる
また、20代の男女、そして40代の男性に「うつ病」への心配の度合いが大きいのは留意しなければならない。他の上位疾病と比べ、年齢による差異が大きく出ているからだ。今世紀に入ってから特に技術職系の若年層や中堅サラリーマン(男性)の間に「うつ病」が増加しつつあり、それが報じられる機会も増えてきている。メディアで耳にしたり、身の回りで具体的事例を目の当たりにすることで、「もしかしたら自分も……」と心配し、不安に思う人が増加しているのだろう。
いずれの病気にしても、自覚症状があるのならもちろんだが、そうでない場合も定期健診などで十分に注意し、問題点が見つかればすぐにても対処するようにしよう。病気であること自体は恥ずかしいことではない。病気を自認しながら、それを放置することこそが恥ずかしいことなのだから。
(最終更新:2013/09/01)
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