高速で脂肪を燃焼させる方法
2008年09月17日 19:40
先に【お腹を減らさずに体重を減らす10の簡単な方法】で、アメリカ流の「空腹感を出来るだけ避けながら体重を減らす方法」なる記事を紹介した。その中で「長時間走りこむより間隔を置いて短距離走をちまちまと」という項目があったのを覚えておられるだろうか。この部分で参照していた具体的方法が、この【High-Speed Fat Loss(高速脂肪燃焼)】という記事。「燃えろ、いい男」ではないが、余計な脂肪をさっさと燃焼させて、スリム……というよりはタフガイ的な身体を目指そうというお話。これもまた男性向けのもので、女性には「ごめんなさい」なお話。元々が「Men's Health」(男性向けの健康全般なお話)からのものなので、当然といえば当然なのだが。
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元記事では最初に「短距離をインターバルを置いて走ると、だらだらと一貫した速度で走るよりも脂肪燃焼率が3倍も高い」という研究者の話を挙げ、その説に従い効果的な脂肪燃焼のプログラムを提示している。
まず最初にやることは、全力で走れる場所で45秒間走りぬけ、その距離を測定すること。そして60秒間休憩をはさみ、もう一度45秒全速で走ってみる。専用のトレーニングをしていない限り、二回目の全速力での走りこみ距離は、一回目の距離より最大で25%は短くなっているはずだ(それだけ疲れているということ)。もしこの低下率が10%くらいならば、素晴らしい持久力の持ち主、ということらしい。そして以下のプログラムでは、この持久力を高めると共に、脂肪燃焼率を向上させる効果があるとのこと。毎週この計測方法を使って「自分の成長度」を眺め見ると面白いかもしれない。
用意されているプログラムは次の二つ。とはいえ違いは走りこむ時間の違いに過ぎない。これを毎日交互に(今日がAなら明日はB、そしてあさってはAという具合)行い、6週間繰り返してみよう、と述べている。
・トレーニングA
2分ジョギングして、後述する運動をした後、次の走り込みをする。
1……50%くらいの力で60秒走って60秒休む
2……75%くらいの力で60秒走って60秒休む
3……「全力で30秒走って90秒休む」を3回繰り返す(2週間めからは6回)
・トレーニングB
2分ジョギングして、後述する運動をした後、次の走り込みをする。
1……50%くらいの力で60秒走って60秒休む
2……75%くらいの力で60秒走って60秒休む
3……「全力で45秒走って90秒休む」を3回繰り返す(2週間めからは6回)
そしてこれが「後述する運動」。スクワットを中心とした、一人で出来る、ちょっとしたトレーニング。
・通常のスクワット……10回
・背中の皮膚の部分を左手でつねり、お尻を後ろに突き出しながら背筋を伸ばしたまま深くお辞儀をする……10回
・立ちの姿勢からしゃがみつつ、左足を前に出し、右手を床につける。左ひじを左足の前に出す……6回(A)
・片足で立って背を伸ばしたままお尻を後ろに突き出して手を前に下げる(斜め前につんのめる形)。そしてかかとを床に戻して立ちの姿勢に戻る。両方の足で6回ずつ(B)。
・片足を大きく前に出してその足を直角に曲げ、中腰になる。もう片方の足のももが床についたら二呼吸ほどそのままの姿勢をとり、そして元の姿勢に戻る。これをそれぞれの足で交互に繰り返す……6回
・両脇に手をやり、それぞれの足を大きく前に、ボールを蹴り飛ばすように振り上げる。これを交互の足でそれぞれ行う……6回
連続した短距離走(トレーニングA、B)は屋外、しかもそれなりの場所でないと不可能だが、後述したスクワットなどのトレーニングは大した場所もとらず屋内でも出来る簡単なもの。元記事にはすべてのパターンの運動法方がイラストで掲載されているので、上記の文章だけでは分からない場合、そちらを参照してほしい。
二つ目の「背中の皮膚の部分を~お辞儀をする」など、素人には正直「なんでこんなのが効果があるのか」と首を傾げたくなるものもある。興味がある人は実践して、その効果を確かめて欲しい。
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