高速道路で交通渋滞を巻き起こした、巨大なアレ
2008年09月10日 08:00
先日取材の帰りに高速バスで首都高速道路を利用したが、事故も交通規制も行われていないのに発生した大規模な渋滞に「何でだろ?」と首を傾げたもの。似たような経験をした人は多いはずだ。イギリスの高速道路A12で発生した交通渋滞も、後ろのほうの運転手は同じような思いをしたかもしれないが、渋滞の原因を「見ることができた」人は、その違和感に驚きと笑いを隠し切れなかったに違いない(【Mail Online】)。
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「あらヨット」という掛け声が聞こえてきそうな、高速道路の上を走る巨大ヨット(を乗せたトラック)と、そのヨットで発生した交通渋滞。
元記事のタイトルは「もっと大きな道路が必要だね。豪華快速ヨットで高速道路が交通渋滞に('We need to get a bigger road': A luxury yacht slows traffic to a crawl on a busy road.)」とある。道路上にヨットがあること自身が違和感120パーセントなのに、そのヨットで本来の主役であるはずの自動車たちがバチをかぶっている情景は、こっけいすら覚えてしまう。
この大型ヨットは毎年サウザンプトンのヨットショーで展示するために運送されている、何百隻も展示される予定の展示用ヨットトのうちの一隻。去年は12万7000人もの来場客を集めたという。
見た目があまりにもこっけいなためか、コメントもまじめなものだけでなく掛け合い漫才のようなものが多い。自然環境を守るために水上輸送させるべきだったとか、夜間に運ぶべきだった、果ては「ヨットは水の上を走るもの。陸の上を走るのはヨットではない。道路を大きくする云々を考えるのなら、まずはヨットを小さくすべきだ」、果ては「これこそが金融信用不審によって生み出された不公平感の世界において、より富んだものが贅沢の限りを尽くしている象徴である」という、八つ当たり的な意見すら見受けられる。
金融不安とヨットの関係云々はあまりにもこじつけな気がするが、少なくとも渋滞に巻き込まれた運転手は、車内で複雑な気分を過ごしたに違いない。
※原文ではボートとヨットが併用されていますが混乱を避けるためヨットに統一しました
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