ユークス、「佐賀のがばいばあちゃん」の独占ゲーム化権取得
2008年09月07日 12:00
ゲームメーカーの【ユークス(4334)】は9月5日、同社の子会社がB&Bレコードからライセンスの許諾を受けて、B&Bの島田洋七氏の少年時代を描いた物語『佐賀のがばいばあちゃん』に関する独占ゲーム化権を取得したと発表した。具体的なゲーム内容などは今後決まり次第発表するとのこと(【発表リリース、PDF】)。
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「佐賀のがばいばあちゃん」とはB&Bの島田洋七氏が、自分の少年時代を描いたベストセラー小説で、現在670万部以上を売り上げている。昭和33年・8歳の時に広島の親元を離れ、母親の故郷である佐賀にいる祖母に育てられた少年昭広(=洋七氏)の話で、佐賀の方言「がばい」(すごい)がそのまま当てはまるような、貧乏な生活の中でもさまざまな言葉や知恵を昭広に与え、楽しい生活を過ごさせてくれるというもの。現在は隔週刊の漫画誌「ビジネスジャンプ」でも石川サブロウ氏によって漫画化されたものが連載中。
今回ユークスではこの「佐賀のがばいばあちゃん」について、版権元の島田オフィスや徳間書店と劇場用映画の「島田洋七の佐賀のがばいあちゃん」(すでに一度「佐賀のがばいばあちゃん」として映画化されているが、今回はお笑いにポイントを置いた構成となる)制作・利用に関し共同事業体契約を締結。島田洋七氏自らが脚本・監督を勤める映画制作に協力することとなった。さらに原作そのもののゲーム化権を子会社経由で取得したことになる。
現在ゲームの内容発売日などは一切不明。同社が得意としているプロレス系ゲームの地盤を活かし、村の悪者たちをやっつけて改心させるがばいばあちゃんを描く……ということはないだろうから(笑)、当時のさまざまな社会環境や「生活の知恵」をがばいばあちゃんが教えてくれる、環境ソフト系のゲームになるのだろうか。いずれにしても、正式なタイトルと内容の発表が楽しみだ。
(最終更新:2013/09/06)
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