【更新】コーエーとテクモ、経営統合に向けた経営統合委員会設置を正式発表
2008年09月04日 15:44
【コーエー(9654)】と【テクモ(9650)】は9月4日、両者の経営統合に向けた協議を開始し、経営統合委員会(仮称)の設置を決議したと正式発表した(【発表リリース、PDF】)。また、これに伴い、先に【スクウェア・エニックス(9684)】から提案を受けていた株式公開買い付けの誘いについては正式に反対する旨を発表した([発表リリース、PDF])。
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テクモに対しては【スクエニ、テクモに対し子会社化を前提とした友好的公開買い付け提案】で報じたように、【スクウェア・エニックス(9684)】から920円でのTOB(株式公開買い付け)のアプローチを受けており、本日9月4日がその回答の有効期限だった。これに対しテクモ側では正式に断りをいれ、その上でコーエーとの経営統合の道を探ることになった。
リリースによると今回の経営統合に向けた協議を始める目的として
・両者ともアジア市場を中心に強いブランド力を有するタイトルを持っている
・業界の変化は激しく市場競争も激化している
・マルチプラットフォーム化やグローバル化への対応力充実が必要
・両社とも財務体質に強みがある。それを活かしてさらに収益性を高め、経営基盤を強化すべき
・両社の創業者間に親交があった
などの項目が挙げられている。
なお現時点では経営統合委員会の設置とその場における議論の予定のみが正式発表されており、経営統合の手法などについてはこれから決めるもようである。
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