ユニクロ商品のリサイクルやリユースを・「サンキューリサイクル」期間スタート

2008年09月01日 08:00

リサイクルイメージ量販衣料品などを展開するユニクロは8月28日、9月1日から30日までの間の一か月間を「サンキューリサイクル」と称し、全国のユニクロ店舗内で大規模な自社商品の回収・リサイクル事業を行う。ユニクロで販売された商品を対象に、使わなくなったものを回収し、エネルギー資源などにリサイクルしたり、各種支援衣料としてリユースしていくことになる(【発表リリース】)。

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サンキューリサイクルの仕組み
サンキューリサイクルの仕組み

ユニクロでは2001年9月から自社商品のうちフリース商品の回収やリサイクルを実施、その後ユニクロ全商品に対象を拡大し、2006年9月からは毎年3月・9月の各1か月間を「サンキューリサイクル」の期間とし、継続的・定期的に回収・リサイクル活動を実施するようになった。今回の積極的回収期間もその一環。

回収された衣料品は状態などによってエネルギー資源や繊維のように原材料の面でリサイクルされる場合や、難民支援・災害支援などの救援衣料としてリユース(再利用)されるなど、意義のある活動に積極的に活用される。

なお9月6日に国立代々木競技場の第一体育館で開催される「第七回東京ガールズコレクション」にユニクロは今回初参加するが、これにあわせ従来の「サンキューリサイクル」では回収しないユニクロブランド”以外”の衣類も、このイベント内の特設ブースでは回収することになる。

回収点数イメージ要は地域の学校や役所が時々行う廃品回収や衣料品のボランティアバザーを、メーカー側が直接やっていくというものだが、店舗展開が全国規模であるだけに、その成果も桁違いのもの。リリースにはこれまでの「サンキューリサイクル」期間における回収点数の推移がグラフ化されているが(右図)直近の2008年3月には実に91万点もの衣料品が回収されている。そしてそのうちの約9割がリユースされ、難民支援や災害支援などの救援衣料として活用されているという。

ユニクロの衣料品は比較的安価なものが多いため、着つぶしたりサイズが合わなくなるなどで着なくなったら、そのままゴミ箱に直行というパターンが多いものと思われる。ゴミとして捨てられたら大抵の場合は焼却されておしまいだが、回収されれば資源として再利用されたり、新しい持ち主の手元に渡り困っている人を手助けする材料にもなる。直接自分が何か得するものではないが、ゴミ箱に投げ捨てるよりは遥かに気分が良くなる話には違いないだろう。

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