【更新】盛況続くブログたち、「毎日読む人」は約3割

2008年09月20日 12:00

インターネットイメージC-NEWSは9月19日、ブログ(日記風の簡易ウェブサイト。HTMLの知識が無くともテキスト打ち込み+αの知識だけでインターネット上に情報を展開できる)に関する調査結果の一部を発表した。それによると、毎日他人のブログを読んでいる人は全体の3割強に達していることが明らかになった。この1年でブログを読む頻度が増えた人も半数近くに達しており、今後もブログを取り巻く環境は活況を見せることが容易に予想される([発表ページ])。

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今調査は9月12日から14日、15歳以上のネット利用者を対象に行われたもので、有効回答数は1000人。男女比、年齢階層比(10・20・30・40・50歳以上)は均等割り当て。

現在他人のブログをどれくらいの頻度で読んでいるかという問いには、33%の人が「毎日」と答えている。

他人のブログを読む頻度
他人のブログを読む頻度

「日課」というほどではないが、多くの人が習慣としてブログを読んでいることが分かる。また詳細データは公開されていないが、定期的に読むブログ数は「5サイト未満」が56.4%。読む間隔と数から見るに、まるで週刊誌に目を通すかのような感覚でブログに目を通しているかのようでもある。

ではブログを読む頻度は増えているのか、減っているのか。直近一年間のようすを聞いてみると、「増えた」と答えた人は半数近くにのぼっている。「減った」人は1割に過ぎず、多くの人がブログへの傾注度が高まっていることが分かる。

この一年間にブログを読む頻度はどのように変わったか。
この一年間にブログを読む頻度はどのように変わったか。

元々「ブログを読まない」という人も1割ほどいたが、それを除いた9割のうち、半数近くは読む頻度を増やしている。こちらもデータの詳細は公開されていないが、増えた理由でもっとも多いのは「読みたいブログが増えた」で72.5%。書き手が多様化してきたことや、既存の書き手が「書きなれて来た」、さらにはブログ提供サービス側の機能充実が図られてきたことなど、さまざまな要素が読む頻度を増やし、読者の底上げを推し進めている。

最近では囲い込みや一部秘匿性、携帯電話との相性のよさからSNSが急速に利用率を拡大しつつある。不特定多数に自分の情報を披露するのも良いが、特定少数(あるいは特定「多数」)にのみ情報提供を限定するのも好まれるようだ。ブログもSNSも中身はさほど変わらないが、今後はその特性を活かした使われ方をされ、利用頻度も増していくのだろう。

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