【更新】市場を引っ張るのは20代~40代女性・「スピリチュアル」は中堅女性に人気
2008年09月15日 12:00
C-NEWSは9月11日、スピリチュアル(精神的・霊的な物事。占いや精神的な「いやし」の類)に関する市場調査を行い、その結果の一部を発表した。それによると「スピリチュアル市場」を支えているのは男性よりも女性、特に20代から40代の中堅女性であることが明らかになった([発表ページ])。
スポンサードリンク
今調査は7月31日から8月1日までの間、インターネット経由で20歳から59歳までを対象に行われ、有効回答数は2000人。男女比、年齢階層比(20・30・40・50代)は均等割り当て。
スピリチュアル市場と大きく囲っても、実際には「対面での『占い・相談・鑑定』」「携帯サイト、ゲーム機器などでの『占い・相談・鑑定』ゲーム」「パワーストーンやカードなどの『アイテム販売』」など多種多用なものがあるが、これらのサービスの利用経験のあるなしを各階層別でグラフ化したのが次の図。
スピリチュアル関係のサービス利用経験率
この調査結果から推し量れることを箇条書きでまとめると次のようになる。
・全般的に男性より女性の方が利用率が高い。特にハードが高めな対面タイプの差は大きい。
・対面タイプは30~40代、ゲームやサイトなどハードルの低いタイプは20~30代にとりわけ利用率が高い。
・女性は年齢を経るにつれて急速に「醒める」傾向にあるが、それでも男性よりはるかに利用率が高い。
とりわけ「男性よりも女性の利用率が高い」件は顕著なデータが出ている。対面サービスの利用率は全体で女性は男性の約2.5倍、20代に限定すれば実に3倍に相当する。
占いや鑑定のゲームやウェブサービス、携帯電話向けサービスは「権威付け」がされているもの、利用者に気に入られる要素が見出せれば、非常に大きなヒットを得ることができる。派手さは無いがロングセラー的要素も兼ね合わせており、実はウェブコンテンツ市場(とりわけ小さな画面上でも十分以上な「サービス」を提供できる携帯電話)でもひそかに注目を集めている。口コミ効果が大きい女性向けというのも、注目されるポイントの一つ。
元々心理的・神秘的なものに対する女性のニーズは、男性に勝るとも劣らぬもの、いやそれ以上のがある。男性誌と女性誌で占い関連コーナーの取り扱いの大きさの違いを見れば一目瞭然。
今回の調査データからは、「スピリチュアル市場」と名前を変えてはいるが、占いや鑑定など、神秘的なものに対する女性陣からの人気の高さを改めて確認できるデータとして、非常に大きな関心を集めるに違いない。
スポンサードリンク
ツイート