料理具体例。上がバルサミコドレッシング彩サラダを用いたアジアンカレーうどん、下がナッツソースと温野菜サラダを使った根菜のお手軽クリームシチュー

「ナチュラルローソン」とは「美容と健康」をコンセプトに、20～30代の働く女性を主な顧客層と想定した、首都圏で展開しているコンビニ。8月末現在で81店舗が存在する。今回はこの「ナチュラルローソン」で発売されているプライベートブランドの惣菜を用い、フードクリエイターの野口英世氏が「惣菜をそのまま食べるのは味気ないが、料理をするには時間が足りない」という、働く女性のニーズに合わせる形で「惣菜を使って素早く完成できる料理」のレシピを考案、提供していく。

レシピの提供先は総合情報サイトの「All About」内では9月29日から、ナチュラルローソンの店頭と「All About モバイル」では9月30日から行われるとのこと。

食品メーカーが自社商品を用いたレシピを公開し、データベース化して自社商品の購買意欲を高めるという手法はよく行われている。しかしコンビニが自社のオリジナル惣菜を材料として用い、新しい料理のレシピを公開するというパターンはあまり耳にしたことがない。確かにコンビニで手軽に手に入り、しかも長くても10分程度で作れるのなら、面倒が無くてよい。しかもモバイルサイトでもレシピを提供するあたり、主要ターゲットとなる若年層の女性陣の利用状況をうまく把握しているといえる。

キャンペーンそのものの実施は10月13日までのようだが、このような気の利いた「提案」は継続的に実施してほしいものだ。