文部科学省、YouTubeに公式チャンネルをオープン
2008年08月11日 08:00
文部科学省は8月7日、動画投稿共有サイト【YouTube】上に、文部科学省の公式チャンネルを開設したことを発表した。同省の施策などについて、積極的な情報発信を行うことを目的としているとのこと。現時点では鈴木恒夫文部科学大臣からの挨拶の動画のみが掲載されている(【発表リリース】【該当ページ】)。
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公式チャンネル
YouTube上には登録さえすれば誰でも自由に動画をアップロードし共有できる。公的機関や企業などはYouTube側から許諾を得ることにより、カスタマイズが可能な専用のプロフィールページ(公式チャンネル)を持った形でのアカウント登録ができるようになる。現在国内外を問わず多くの企業や政党、放送局などがYouTubeを有効なプロモーション活動の場と認識し、公式チャンネルを開設している。
リリースでは開設理由と今後の予定について次のように伝えている。
1.事業の目的
文部科学省の施策等について、一層積極的な情報発信を行うことを目的としています。多くの閲覧者の存在するYouTubeで動画配信を行うことにより、文部科学省の施策に関する情報を発信する手段の多様化迅速化を推進します。
2.今後の予定・配信内容
8月7日(木曜日)に公式チャンネルを開設後、新しい学習指導要領、教員免許更新制度等、文部科学省が行っている施策に係るトピックな情報などを順次配信する予定です。
なお日本の省庁としては、外務省が洞爺湖サミットの際に設けた臨時公式チャンネルがあるくらい。常設のものは今件がはじめてとなる。
なお現時点では鈴木大臣の挨拶動画しか掲載されていないが、この動画はタグが開放されており、誰でも自分のサイトに埋め込むことができる。
大臣からのご挨拶
公的機関の公式チャンネルの動画は埋め込めタグを無効にしていることが多いのだが、これはありがたいお話(さすがにコメント機能は無効化されている)。
文部科学省では主な政策分野として、基本・共通事項の他、「教育」「科学技術・学術」「スポーツ」「文化」などを掲げている。いずれも動画配信によって、日本国内はもちろん海外にも広く政策内容をアピールできる、なおかつ興味関心がもたれる可能性の高いジャンルといえる。一辺倒なお知らせ動画の配信に終始するという、いかにもお役所的な事務的ワークにとどまることなく、他の国の省庁などの展開・プロモーション方法を参考にしながら、積極的な情報発信をしてほしいものだ。
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