【更新】子どもが嫌いな野菜、トップはやっぱり……
2008年08月20日 08:00
【カゴメ(2811)】は8月19日、子どもの野菜摂取に関する調査結果を発表した。それによると子どもが嫌いな野菜のトップには、かねてから言われている通り「ピーマン」がついた。その他上位には「水菜」「ニラ」「なす」などがつき、「青菜系」の野菜が上位を占めている傾向があるようだ([発表リリース])。
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今調査は4月1日から6月20日、全国の幼児・児童(3~7歳がメイン)を持つ保護者を対象にインターネット経由で行われたもので、有効回答数は3863件。子どもの性別は男女比が42.4対56.5。保護者の男女比は13.6対72.1。
子どもに対して30種類の野菜を提示し、その好き嫌いを「好き」「ふつう」「嫌い」の3段階評価をしてもらい、「嫌い」の得票数が多い上位10位をリストアップしたのが次の図。
子どもが嫌いな野菜上位10位
「ピーマン」が定番のトップ、続いて「水菜」「ニラ」「なす」「オクラ」と続く。「なす」はともかくその他の野菜はいずれも緑・青色の濃い緑黄色野菜・青菜であり、野菜特有の「にがみ」「青臭さ」が強いことでも知られている。子どもがこれらの野菜を嫌うのも、その特徴が嫌われているのかもしれない。
さてこのデータについて、単純に「嫌い」の票を上位から並べたのではなく、この10位分について「嫌い」から「好き」を引き算し、どれだけ強固に嫌われているのか、つまり「嫌い度」を計算したのが次の図。
子どもが嫌いな野菜上位10位について「嫌い度」(「嫌い」-「好き」)を算出
意外にも「ピーマン」より「水菜」の方が、「好き」な人が少なく、「嫌い度」が強いことが分かる。また、「ねぎ」は「嫌い」な人そのものはさほど多く無いが、「好き」な人も少なく、差し引きすると「嫌い度」では上位につくようになる。
同調査では同時に「好きな野菜」も算出しているが、この上位には「さつまいも」「えだまめ」「じゃがいも」「とうもろこし」など根菜系のもの、ボリューム感にあふれているものが多い。また、「嫌いな野菜」と比べれば野菜特有の「青臭さ」「にがみ」もあまり見受けられない。
子どもの野菜嫌いを解決する方法の「一つ」としては、このあたりにヒントがありそうだ。
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