今調査は7月31日から8月4日までの間、15歳から39歳までの携帯電話保有者に対して携帯電話経由で行われたもの。有効回答数は455人。男女比は46.8対53.2。キャリア内訳はドコモ49.9％、au36.7％、ソフトバンクモバイル13.4％。年齢階層比は非公開。

今調査内で、これまでに購入したことのある充電器と、今後欲しいと思う充電器を複数回答でそれぞれ尋ねたところ、「これまで」では車載式充電器、「今後」ではソーラー充電式充電器がもっとも多くの支持を集めた。

購入したことのある・今後欲しいと思う充電器

購入経験のある充電器では「車載式」と「電池交換式」がほぼ同数を占めている。自動車を使うシーンの多い人には「車載式」は便利であるし、「電池交換式」は出先などでコンセントが無くとも使用できるため「いざ」という時に役立つもの。

「いざ」という時といえば、コンビニなどで目に留まることの多い「使いきり電池充電器」の購入経験者も多い。たまたま電池切れを起こしたけど、「電池交換式」を買うほどひんぱんに電池が切れるような状況におちいることはない、という人には安価で便利。コンビニの携帯コーナーから消えることなくずっと残っているということは、それだけニーズがあることも表している。

一方「今後欲しいと思う充電器」では「ソーラー充電式」が群を抜いてトップにたった。現時点ではわずか1.1％の保有者しかいないが、欲しいと考えている人は4割近くに及ぶ。この「ソーラー充電式」とは、「携帯電話に充電できるケーブルがついた太陽電池ユニット」というより、「携帯電話の充電向けにつくられた太陽電池」と見た方が良いだろう。具体的な事例は【GarbageKetai.comの太陽電池による充電ページ】にまとめてあるが、固定式のものは数多く存在するものの、携帯電話と共に持ち運びできるタイプはほとんど見られない。

他方海外では【これで電池切れともおさらば? 太陽電池ユニット付のバッグ「JUICE BAG:SOLAR BEACH TOTE」】のような、常に持ち運びする他のアイテム(バッグなど)に太陽電池を取り付けておく、というスタイルの商品がかなり存在する。実際に海外で見かけたことはない(そもそも海外に行った事が無い)ので普及しているかどうかの確認はとれないが、それなりに供給は行われているようだ。

太陽電池式に人気が集まるのは、「車載式」のように利用シーンが限定されることなく、使い捨てで無いのはもちろん、電源を探したり電池を入れたりといった面倒を考えなくともよい、極端な話「放っておいても勝手に充電してくれる」のが好まれているのだろう。また、追加経費が不必要なのもポイントのひとつに違いない。もちろん「エコ」なのも長所なことはいうまでもない。

今後さらにニーズが高まれば、現在サードパーティーからのみの発売となっている太陽電池式充電器も、携帯電話キャリアから発売されるようになるのだろうか。さらに進んで、携帯電話本体に何らかの形で太陽電池が組み込まれる、などという話も将来的にはありうるかもしれない。