世界最大のジグソーパズルを一人で完成させた男
2008年08月04日 08:00
【Mail Online】によるとイギリス在住のEric Smith氏(73)が先日、世界最大のジグソーパズルをたった一人で完成させた。その全長、12フィート(3.6メートル)。ピースの数、実に2万4000個。要した日数は179日(約6か月)。現在そのパズルは、Eric氏の車庫に飾られているとのこと。
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完成したパズルの上に乗るEric氏
Eric氏は元販売部長だがすでに退職を果たし、悠々自適な人生を送っている。ジグソーパズルは30年ほど前に趣味としてはじめたのがきっかけで、今や彼自身がとりこになっている。今回作り上げた巨大ジグソーパズルの製作時間は179日というが、一日中このパズルとにらみ合いをしていたわけでなく、夜の静かな時間に毎日2~3時間ほどを費やしていたとのこと(総製作「時間」は537時間)。幸いにも、この類のパズルを作っていてよくある「ピースが足りなくなる」というアクシデントには遭遇しなかった。
非常にカラフルで幻想的な図柄を持つジグソーパズル
これだけピースが多くなると端から見れば製作は苦行にも思えてくるが、Eric氏には楽しくて仕方が無いようだ。今回のジグソーパズルより前に、1万8000ピースのジグソーパズルを完成させた経験があるが、それを説明してEric氏いわく「自分が過去に作ってきた中ではもっとも楽しめたよ(=今回作った2万4000ピースのがもっとピースが多かったので、さらに楽しめた)」。
一方彼の妻であるMarion嬢(76)は、「(自分としては)クロスワードパズルか刺繍をする方がましだけど、ジグソーパズルがあの人を幸せにするのなら、別に気にしないわ。完成した時の絵柄がカラフルで、とても素敵だしね」と、少々呆れ返りながらも夫の実績を認めている。また、製作中の様子については「皆は夫が苦労しながらパズルを組み立てていると思っているのかもしれないわね。でも彼は好きで夢中になってるの。時々夢中になりすぎて、床につくのが午前2時くらいになっている時もあるのよ」と、Eric氏が心底パズル好きであることを表すエピソードを語っている。
さて肝心の完成したジグソーパズルだが、現在車庫に飾られているものの、Eric氏は将来近場に完成する病院に寄贈することを考えている。一方でチャリティープログラムからの提案もいくつか受けており、それに参加させることも考えているとのこと。
世界最大のジグソーパズルを一人で完成という偉業を成し遂げたEric氏だが、心はすでに次なる挑戦にとらわれているようだ。元記事にいわく「彼は次の製作を楽しみにしている。もっと大きなジグソーパズルを作りたくて仕方が無い(He is looking forward to his next challenge and can't wait for a bigger one to come out.)」。
他所でも何度か触れたが、当方(不破)はパズルの類がとても苦手。恐らくは数百ピースのものですら、完成させることはかなわないだろう。ましてや2万4000ピースのジグソーパズルなど、恐らくは一生かかっても完成できないに違いない。当方にはEric氏は神様か、少なくとも人類の領域を超越した超能力者にしか見えないのだが、それはオーバーな表現だろうか(笑)。
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