どんなスポーツしてます? 一番盛んなのはすぐに開始できるアレ

2008年08月02日 19:30

ウォーキングイメージ総務省統計局は8月1日、社会生活基本調査と家計調査結果の調査を元に、スポーツ関係の状況に関する発表を行った。それによると、20歳以上の人で一度でもスポーツを行ったことのある人のうち、もっとも盛んに行われていたのは「ウォーキング・軽い体操」であることが分かった。また男性と女性の間には三位以降に違いがあるものの、トップと第二位の「ボウリング」は同じ順位を示していた(【発表ページ】)。

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社会生活基本調査とは国民の生活時間の配分及び自由時間等における主な活動(「インターネットの利用」「学習・研究」「スポーツ」「趣味・娯楽」「ボランティア活動」「旅行・行楽」)について調査し、国民の社会生活の実態を明らかにすることを目的とした、総務省統計局が1976年以来5年ごとに実施している統計調査。調査結果は、ワーク・ライフ・バランスの実現に向けた行政施策などの基礎資料として利用されている。

最新データの2006年度調査によれば、計測時に一度でもスポーツを行ったことのある20歳以上の男性は68.0%、女性は58.2%となっている。それぞれについて種目別に見てみると、男女ともトップが「ウォーキング・軽い体操」第二位が「ボウリング」となった。

男性のスポーツ行動率
男性のスポーツ行動率
女性のスポーツ行動率
女性のスポーツ行動率

トップの「ウォーキング・軽い体操」はそれこそ犬の散歩や通勤時の工夫(普段利用している駅より一つ前で降車する)でも出来るから多くの人が回答しているのだろう。それにしても男性よりも女性の方が10ポイントほど高いのが気になる。第二位以降はいずれも全般的に男性の方が高いのに、トップだけはなぜか女性の方が高い。「ウォーキング」以外は、女性の方が運動には消極的なのだろうか。

男性は趣味や付き合い
女性は自分の身体の鍛錬に

第二位の「ボウリング」は意外な結果。一昔前のボウリングブームの時の調査ではなく、2年前の2006年時点での調査結果だからだ。内輪での集まりや事業体でのイベントなどで利用される、気軽なスポーツイベントとして重宝されているものと思われる。

男性は個人的な趣味や付き合いからか、「ゴルフ」や「つり」が上位についている。また、町内の野球チームでの参戦の機会もあるためか「野球」が上位にある。一方女性はスイミングスクールへの参加がイメージされる「水泳」が上位に。

このようにしてみると、トップと第二位以降の傾向として「男性は周囲との付き合いや個人の趣味」「女性は個人のシェイプアップ」で運動をしていると見ることができる。個々の事情はあるものの、運動は身体だけでなく心をもリフレッシュさせてくれる、良い行動習慣なことに違いない。フル装備を用意したり、専門のジムに通うなど身構える必要は無く、趣味を兼ねて、あるいはちょっとしたイベントに参加するだけでも十分な運動量をこなすことができる。「運動不足かな」「部屋の中に閉じこもっていたら、なんか身体が気だるいな」と思ったら、まずはトップに位置する「ウォーキング」あたりをしてみてはいかがだろうか。

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