ゆうちょ銀行で他の銀行との振込みが可能に
2008年08月01日 06:30
ゆうちょ銀行は7月30日、全国銀行データ通信システム(全銀システム)に2009年1月5日から接続する予定であると発表した。これにより、全銀システムに接続している1500行ほどの銀行との間で振込みができるようになる(【発表リリース】)。
スポンサードリンク
来年1月から相互振込みが可能に
ゆうちょ銀行は他の銀行とは多少立ち位置が違うためか、振込みの方法も一部他の銀行と異なる場合がある。「ゆうちょ銀行から他の金融機関への振込み」は現在使用している口座からのみ可能となる(現金での振り込みは不可)。一方で「他の金融機関からゆうちょ銀行への振込み」は、現行のゆうちょ銀行の口座番号は使用できず、現在の口座にひもづけされている「振込み用の店名・口座番号」を指定する必要がある。
この番号は上記リリース上のページから確認できる他に、郵便局窓口に通帳を持ち込めば専用の番号を印字してくれるサービスが9月から開始される。また10月から11月の間に、専用の番号や確認方法などを記載したお知らせを配布する予定。
ようやく他の全銀システム加盟行と同じようにゆうちょ銀行の口座からも出し入れできる……かと思われたが、リリースを読む限りまだいくつかハードルがあり、「まったく同じ」というわけには行かないようだ。振り込み料金が他行のと同じ水準であることに感謝すべきなのか、「せっかくシステムがつながったのに、どうして振込み用の口座番号などを別途用意しなければならないのか」と愚痴をこぼすべきなのかは微妙なところ。
今後利用頻度と顧客側の要望が高まれば、このような問題点もクリアされ、「本当に」他の一般銀行と同じような扱いでゆうちょ銀行を利用することができるようになるのだろう。
■関連記事:
【ゆうちょ銀行の貯金「1000万円上限」の撤廃を要望】
スポンサードリンク
ツイート