「着もじ」って知ってる!? 認知度低く利用度は3.8%

2008年08月19日 06:30

モバイルイメージ情報サイト「ブロッチ」などを展開するアイシェアは8月18日、【NTTドコモ(9437)】の携帯電話向けサービス「着もじ」に関する意識調査を行い、その結果を発表した。それによると「着もじ」を使った経験がある人は使用頻度の区分をせずに合計してもわずか3.8%に過ぎないことが明らかになった。使用可能機種が限定されていることや、微額でも追加料金がかかることがハードルを高くしているが、何よりアピール不足が問題といえよう(【発表リリース】)。

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今調査は7月29日から7月31日の間、無料メール転送サービスCLUB BBQの登録会員のうちドコモ端末所有者に限定して行われたもので、有効回答数は240人。男女比は52.5対47.5。年齢構成比は20代15.4%、30代46.3%、40代26.3%、その他12.1%。

【着もじ】とは公式ページの解説にあるように、通話の発信の際に10文字までの絵文字入りメッセージを付け加えられるというもの。申込み不要で設定のみで利用可能。例えば夕飯の材料の買い物を頼んだ時、忘れ物に気がついて相手に電話をかける際には「夕飯材料一つ忘れた」と着もじを使って電話をかけ、相手に話す内容の概況を「着信前に」知らせることができる。

着もじ
着もじ

5月末から始まったサービスで料金は1メッセージあたり5.25円(税込み)。9月1日からは月額52.5円(税込み)の定額制もスタートする。なお発信側はもちろん受信側もドコモのFOMA端末上でしか利用できない。

ドコモ端末利用者に限定した今回のアンケートの結果は次の通り。

「着もじ」を使ったことがあるか
「着もじ」を使ったことがあるか

全体でも利用者はわずか3.8%。「よく使う」にいたっては0.8%と1%にも満たない。さらに「着もじ」そのものをはじめて聞いたという人すら半数近くを占めている。

携帯電話の新機能には目ざとい若年層ではさすがに利用度はやや高く、「届いたことがある」まで含めると2割近くに登るが、30・40代では誤差の範囲でしかない。特に40代では自分から利用した経験のある人がゼロという有様。「初めて知った」人の多さもあわせて考えると、やはりアピールの絶対量が不足しているのだろう。

通話をまったくしなくても済む「メール」。相手の時間を拘束しリアルタイムでやりとりをして声を聞ける「通話」。「着もじ」はいわばその中間の立ち位置にあるようなサービスといえる。使い方・アイディア次第ではショートメールやポケベルのように、広く普及する可能性を秘めているだけに、現状はもったいない気がしてならない。

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