すき家のゼンショー(7550)とかっぱ寿司のカッパ・クリエイト(7421)間の資本業務提携解消へ

2008年08月15日 08:00

株式イメージ【カッパ・クリエイト(7421)】は8月14日、2007年3月8日付けで牛丼のすき家を展開する[ゼンショー(7550)]と締結していた資本業務提携について、これを解消することを決定し、発表した。ゼンショーが保有しているカッパ・クリエイト株式の一部は、同日カッパ側が実施した自己株式立会外買付取引を通じて(ゼンショーからカッパへ)売却されることになる(【発表リリース、PDF】)。

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ゼンショーとカッパ・クリエイト間には【牛丼屋がすし屋を買収・すき家のゼンショー(7550)がかっぱ寿司のカッパ・クリエイト(7421)と資本業務提携】にもあるように、両社の強みを活かす(そして財務的に窮地に陥っていたカッパ側を救済する)目的で、資本業務提携が取り交わされていた。しかしこの提携はわずか半年後の2007年10月26日には凍結され、以降ゼンショーとカッパ間で人的・取引関係はない。

今回の提携正式解消について、その理由はリリース上では公表されていない。しかし、カッパ・クリエイトの財務が好転しどうやら最悪期は脱したこと、そして何よりも両社間提携によるメリットを見出せなかったというのが実情だろう。

業務提携発表時にはどのようなコラボレーションが生み出されるか楽しみだったが、両社間で「なんの成果も無い」と判断されたのであれば、解消されても仕方のないところ。(提携とは直接関係はないものの)カッパ・クリエイトの財務が立ち直りつつあることが、唯一の救いといったところだろうか。


(最終更新:2013/08/03)

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