20代の半数近くは「おサイフケータイってチョーむずい」と考えている
2008年08月12日 06:30
情報サイト「ブロッチ」などを展開するアイシェアは8月11日、携帯電話に搭載されている機能とその使いこなし度に関する意識調査を行い、その結果を発表した。それによると「おサイフ携帯機能」の操作が難しいと考えている人は全体の4割近くに達していることが明らかになった。また、機能によって若年層・壮齢層それぞれの苦手機能があることも分かり、興味深い結果が出ている(【発表リリース】)。
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今調査は7月25日から7月28日の間、無料メール転送サービスCLUB BBQの登録会員に対して行われたもので、有効回答数は547人。男女比は52.3対47.7。年齢構成比は20代21.1%、30代45.9%、40代25.2%、その他8.8%。
説明書の厚みと共に搭載機能数が増加する一方の携帯電話だが、主な機能ですら使いこなせていない人は少なくない。今件では機能の中でも主な10項目を選択肢として掲げ、その上で操作が難しいものを複数回答で選んでもらった。
携帯電話の機能で難しいと思うもの
携帯電話の機能で難しいと思うものを下記から全て選んでください
全体的には「おサイフ携帯機能」が最も票数が多く39.1%が難しい、と考えている。10人に4人は「おサイフケータイって難しいよね」と頭を抱えている計算だ。以下「アプリ」「ミュージックプレイヤー」と続くが、いずれの機能も1割以上の人は「難易度:高」と認識している計算。ちなみに「メール」や「通話」ですらも1割強の人は難儀していることになる。
男女別はともかく、年齢階層別に見ると興味深いデータが見えてくる。機能によって「若年層が苦手としているもの」「壮齢層が苦手なもの」の二種類に区分できるのだ(他の年齢層と比較して数が多いもの、という観点で考えたもの)。
・若年層が苦手なもの
おサイフ携帯機能、ミュージックプレイヤー、ワンセグ
・壮齢層が苦手なもの
アプリ、カメラ、待ち受けや着信音の設定、メール、ネット、通話
若年層は「二次的に付随した新しめの機能」、壮齢層は「元々の携帯電話特有の機能や、それに近いもの」に苦手さを感じていることが分かる。逆に言えば「若年層はケータイそのものの機能を満喫しているが、壮齢層は付随する便利機能を活かしている」ということなのだろうか。それにしても、若年層、特に20代は46.4%もの人がおサイフ携帯機能などが苦手という結果は意外といえば意外。
やや余談になるが、先日【若年層 ケータイマナーを良く守る? 歳が経るほど 通常モードに】で、歳を経るほどマナーモードの利用が減っていることについて触れた。その原因の一つとして「壮齢層はマナーモードへの切り替えが分からない」という仮説を提示したが、「待ち受けや着信音の設定」が難しいと考えている人が40代で15.9%もいることを考えると、この仮説もあながち間違っていないのかもしれない。
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