緊急アンケート・夏祭りの粉物の出店、見かけた?
2008年07月31日 08:00
先日某ラジオ番組で気になる話が語られていた。いわく、地元の夏祭りに足を運んだのだが、粉物の出店をまったく見かけなかったというのだ。粉物とは「小麦粉」を使った料理のことで、具体的にはたこ焼きやお好み焼、広義では焼きそばあたりも指すのだが、ともあれそれらの店が夏祭りの屋台街から姿を消していたという。
スポンサードリンク
その番組を聴いた時点ではさほど気にも留めていなかったものの、地元で商店街のお祭りとして小さな屋台街が開催された際、その実情を目の当たりにすることになった。焼き物としてはとうもろこしやハマグリ、バーベキュー、フランクフルト、アイスクリームやラムネなどいつもの種類が立ち並んでいたが、「粉物」の店がまったく見当たらなかったのだ。
祭りの会場に立ち並ぶ出店にたこ焼き・お好み焼屋があると、小麦粉やソース独特の焼かれた香りがその場に立ちこめ、「ああ、お祭りの会場だな」と実感することができる。ところがその香りがまったく鼻を刺激しない。きらびやかに見える屋台街も、どこかしらさみしさを感じざるを得なかった。
色々調べてみると、確かに「粉物の出店が夏祭りから消えた」という状況は各地で見られるようだ。本業の上司の話でも、地元の夏祭りでもお好み焼屋やたこ焼き屋はほんのわずかしか出店していなかったということだし、身近な物事を書き記す「日記系ブログ」を色々探してみても【今年はいつもとちょっと違う】という感想をあちこちで見かける。中には【原油価格高騰でイカ釣り業者が2日ストライキ】でも伝えたように素材そのものの不足が懸念される「イカ焼き」の屋台も無かったという話すらある。
これら「粉物の屋台」が激減している理由は明らか。小麦粉の高騰で採算が取れなくなったため、屋台そのものの出店が控えられているからに他ならない。さらに屋台では燃料の消費が激しいため、燃料費(プロパンガスや電気)の高騰も拍車をかけているに違いない。粉物は元々利益率が高い(からこそ屋台で重宝される)のだが、材料そのものの値が上がってそのメリットが薄れてしまったことになる。あるいは赤字になってしまったのかもしれない。
しかしこの傾向、もしかすると当方(不破)の周辺でのみ起きているのかもしれない。世間一般にはこれまで通り、数々の粉物系屋台が軒を連ね、祭り会場にあの独特で香ばしい香りをただよわせている可能性もある。そこで今回、この記事と【トップページ】でアンケートをとり行わさせていただくことにした。読者の皆様の地元、あるいは周辺地域で夏祭りに足を運ぶ機会があれば、粉物系の屋台に気を配ってほしい。
スポンサードリンク
ツイート