具の王様はズバリ「鮭(しゃけ)」~好まれるおにぎりの具たち
2008年07月28日 12:00
インターネット調査会社のマイボイスコムが7月23日までに発表した調査結果によると、好きなおにぎり(おむすび)の具で一番多くの票を集めたのは「鮭(さけ、しゃけ)」だった。おにぎりの具としては基本中の基本ともいえる鮭は、全体の実に7割の人が「好き」と答えている(【発表リリース】)。
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今調査は7月1日から5日までの間にインターネット経由で行われたもの。有効回答数は1万3876人、男女比は46対54、年齢階層は30代がもっとも多く38%、ついで40代30%、50代・20代の16%など。
おにぎりは何も入れずに食べるのも良いが、色々な具が入っているのを口にし、中でご飯と具が混じりあう様相を楽しむのも素晴らしい。丼モノや、ご飯とおかずが別々にしてあるのを食べるのとはまた違う、独自の味わいを堪能できる。具のバリエーションでおにぎりそのものに色々と個性をつけられるため、作り手(売り手)側でも工夫が出来、商品展開も容易にさせてくれる長所でもある。
さてその「おにぎりの具」だが、好きな具として複数選択で選んでもらったところ、ダントツで「鮭(しゃけ)」が最上位についた。支持率、実に7割。
好きなおにぎりの具
「鮭」は一般的には少し塩っぱめの「塩鮭」を使うことで、おにぎりに塩味を加え、アクセントをつける役割も果たす(保存性を高める効用も忘れてはならない)。もちろん「甘鮭」でもそれはそれで独特の美味しさがある。パリパリのノリにくるまれたおにぎりを口にすると、中からピンク色の鮭が「こんにちわ」と顔を出すようすを想像しただけで、もうお腹がぐるぐると鳴り出してきそうだ。
「鮭(しゃけ)」「たらこ」
「ツナマヨネーズ」「辛子明太子」
70.0%もの賛同率は、10人おにぎりを買う人がいたらそのうち7人は「鮭が好き」と答えていることを意味する。コンビニのおにぎりコーナーの半分くらいは「鮭」で占めても、余ることは無いのではないか、そんな妄想すら頭に思い浮かぶ。
第二位には「たらこ」。たらこ好きな人にはむしろ「鮭」よりも求心力は強いかもしれない。また、第四位の「辛子明太子」も「たらこ」に近い趣味趣向といえるだろう。
他の上位陣と多少様相を異にしているのが第三位の「ツナマヨネーズ」。他の上位がいずれも純和風の具であるのに対し、この「ツナマヨネーズ」は唯一洋風の具。ツナ(シーチキン、マグロをサラダオイルで漬けたもの)をマヨネーズで和えただけの簡単な具だが、非常に人気が高く、パスタやサンドイッチ、ピザをはじめ他の料理との相性も良い。ツナマヨ自身は1980年代におにぎりの具として登場したようだが、元々の由来は今回調査し切れなかった(もし情報ソース付きでご存知の方がいたら教えて欲しい)。ともあれ、「鮭」「たらこ」など純和風の具に勝るとも劣らない人気を得ているのは間違いない。
過半数の支持を集めているのは「鮭」「たらこ」「ツナマヨネーズ」「辛子明太子」の4種類で、これを「おにぎり四天王」と呼ぶべきだろう。
気がついた方もいるだろうが、「おにぎり四天王」はいずれも由来を海産物としている。これはご飯が海産物によくあうからなのかのだろうか。あるいは日本人が元々、「ご飯に海産物」という組み合わせで食生活を営んできたからなのかもしれない。
(最終更新:2013/09/06)
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