おにぎりが美味しいコンビニ、トップはやはりあのお店
2008年07月28日 08:00
インターネット調査会社のマイボイスコムが7月23日までに発表した調査結果によると、おにぎり(おむすび)が美味しいと思うコンビニエンスストアの投票で、もっとも多くの票を集めたのは【セブンイレブン(3382)】だった。全国展開している店舗数の数を差し引いて考慮しても、味そのものや種類の豊富さなど多くの点で、他のコンビニのおにぎりから抜きん出て支持されたのだろう(【発表リリース】)。
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今調査は7月1日から5日までの間にインターネット経由で行われたもの。有効回答数は1万3876人、男女比は46対54、年齢階層は30代がもっとも多く38%、ついで40代30%、50代・20代の16%など。
おにぎりを食べる人に対し、どこでおにぎりを買うかたずねたところ、実に84.8%の人が「コンビニエンスストア(コンビニ)」と答えている。
おにぎりをどこで買うか
遠足や運動会などイベントの際の弁当など手作りのイメージが強いおにぎりではあるが、実際にはコンビニの定番アイテムとなっていることが分かる。コンビニは元々日配食品が主力商品であり、おにぎりはお弁当と並びその日配食品の中でも主力選手。コンビニ側が力を入れ、お客も目を引かれるのは当然といえよう。
作る側・売る側の事情としても「単価が安いので手に取られやすい」「老若男女に受ける」「種類も豊富でオリジナリティを演出しやすい」というメリットがある。買い手と売り手が気に入る商品が注目されないはずもない。
一方「おにぎりは買わない」とした人も8.3%ほどいた。「おにぎりは自分の手作りでないと」というこだわり派だろうか(それとも愛妻弁当?)。
8割以上の「おにぎり派」が買い求める場所として選んでいるコンビニ。具体的にはどの店舗のおにぎりが好かれているのだろうか。「美味しいと思うコンビニ」のトップにはセブンイレブンがついた。実に過半数の人が「美味しい」と答えている。
おにぎりが美味しいと思うコンビニ
もちろん個人の生活範囲内に該当するコンビニがなければ味を確かめることはできず「美味しい」と判断・選択することもできない。厳密にはコンビニの配置数や配置エリアも考慮しなければならないのだろうが、この差は単にコンビニの絶対数以上の差が見られる。(例えば[ファミリーマート(8028)]は2008年2月時点で1万3875店、セブンイレブンは2007年度で1万2034店。店舗数そのものはほとんど変わらず、店舗数だけでおにぎり支持率が2倍近い差は出ない)。
先にも述べたようにおにぎりは各コンビニが力を入れているが、特にセブンイレブンはその傾向が強い。直近でも【100円セール】を実施したように、さまざまな種類のおにぎりを販売しているだけでなく、しばしば安売りセールを行い、お客を「おにぎりの常連」にさせるよう工夫をこらしている。味はもちろんだが、種類や形など、実に多種多様な商品を展開し、お客の目も楽しませる仕組みが、多くの人をして「美味しい」と思わせているのかもしれない。
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