シニア向け「らくらくホン」が健康管理機能を充実して新登場
2008年07月21日 12:00
【NTTドコモ(9437)】は7月17日、主に中高齢層向けに提供している携帯電話「らくらくホン」シリーズの最新作「らくらくホンV」を8月から発売すると発表した。【富士通(6702)】製で色はゴールドとラベンダーとロイヤルブルーの3種類(【発表ページ】)。
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らくらくホンV
「らくらくホン」シリーズは「しんせつ」「かんたん」「見やすい」「あんしん」を追求した携帯電話で、機能を実務的かつ簡単なものに絞り込んで搭載し、中高齢層(シニア層)でも携帯電話の世界の扉を叩くことができるようにするもの。「らくらくホンV」でもテレビ電話やGPS機能などは搭載されているが、ワンセグやおサイフケータイ、直感ゲームなどは省略されている。
今回の「V」最大の特徴は、健康管理機能が従来のシリーズ品よりさらに強化されていること。今件に関する主な仕様は次の通り。
・3軸センサーを採用した歩数計を搭載し、正確に歩数測定が可能。
・指でカメラで触れるだけで脈拍が測定できる「かんたん脈拍計」を搭載。
・タニタ社の対組成計や血圧計で測定した詳細データを赤外線通信で取り込んで、健康管理が可能。
・携帯管理アプリをあらかじめインストールしてあるので、搭載されている歩数計や脈拍計、上記のタニタ社の対組成計や血圧計で測定した結果をグラフ化して管理可能。
※ウェブアプリケーションサービス「からだカルテ」で使用されていた計測機器。10月1日からは単体販売も行われる。実売価格は1万円程度(【発表リリース、PDF】)。
この他にも音声入力メールへの対応、周囲騒音に反応して音量をアップさせる機能など、利用者に優しい機能が豊富に取り揃えられている。
ラジオのCMなどを聞いていると、「らくらくホン」はどちらかといえば若年層向けではなく、シニア層に携帯電話を利用してもらうべくプロモーションを展開しているように思える。しかし健康管理機能の充実さを見ると、高齢者に限る必要はないかな、という感もしてならない。
あるいはワンセグ・おサイフケータイのみを追加で搭載した、若年・中堅層向けの「らくらくホン」も登場しても良い気がする。特に特定健診が開始された昨今では、40歳代以上向けに「健康管理機能も充実したケータイ」としてアピールできるだろう。
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