米粉ぱん

小麦粉価格の高騰、そして食料自給率の問題からお米やお米で作った米粉に注目が集まっているのはご承知の通り。今回発売される「米粉ぱん」は、これまでによく見受けられた「一部に米粉を使う」ではなく、国産米粉を100％使ったもの。リリースによれば大手パン製造会社や全国チェーンの小売会社の中で、国産米粉100％を原料としたパンを全国的に販売するのは今回が初めてとなる。

「米粉ぱん」を全国販売するにあたり、米粉の弱点(グルテンと相性が悪いため、ふくらまない・ぱさつく・時間がたつと硬くなる)を小麦より細かくする製粉技術や製造工程の工夫でクリアした。なお材料そのものは国産米粉100％だが、小麦由来のグルテン、製造時の「打ち粉」、製造工場での小麦と同一ラインの製造などのため、小麦アレルギーに対応してはいないので注意が必要。

先行発売される3品の特徴は次の通り。

米粉や米粉パンの話は小麦粉の急騰以来よく耳にするが、リリースにもあるように肝心の米粉パンはちまたではなかなか見かけることがない。今回、全国展開しているコンビニチェーン店で発売されることにより、気軽に手に入れる機会を得られたことになる。サイズはもちろんだが、米粉によるパンの味わいや腹持ち、パンならではの「ふもふも感」がどのようなものなのか、既存の小麦パンに遜色ないレベルに達しているのか(あるいはそれ以上なのか)、ぜひともチェックしたいところだ。