主婦自身が考える主婦業の月給は●●万●千円
2008年07月09日 08:00
損保ジャパンDIY生保は7月3日、夏のボーナスや消費動向に関する調査結果を発表した。それによると主婦自身が考える主婦業の労働対価は月額で18.6万円であることが明らかになった。これは年収に換算すると223万2000円に相当する(【発表リリース、PDF】)。
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今調査は6月13日から16日に20~50代のサラリーマン世帯の主婦500人を対象に行われたもの。年齢階層比は20・30・40・50代で均等割り当て。
主婦業の労働価値を月額で換算してもらうと平均は18.6万円。ボリュームゾーンは20~25万円で25.4%を占めていた。
主婦業の労働価値(月額)
この数字を挙げてもらうにあたり、主婦業の主な項目においてそれぞれプロがしている職種とその平均給与(例えば「料理」なら「調理師見習い」で18万5100円、「掃除」なら「ビル清掃員」で17万1600円)を例示し、それを元に答えてもらっている。いずれも20万前後となっており、今回の回答においてボリュームゾーンが20~25万円だったのも、この例が原因の一つだったと思われる。なお年齢層や妻の職業、世帯構成や子供の有無など各種違いで数万円の差異はあるものの、大きな差は見られない。
二か月ほど前に【専業主婦業は年俸で11万6805ドル(1200万円)という試算】がアメリカの人材情報会社によって行われ、日本でも大きな論議を巻き起こした。金額に計算すること自体がナンセンスという意見も多かったが、どちらかというと対象となる主婦自身は端に置かれていたような感もある。
少なくとも今回の調査からは、「主婦自身から見た自分の主婦業としての労働価値は約18.5万円」という意見主張が把握できる。これを価値の高低で論議判断するのではなく、主婦の周りの人は「それくらいの価値あるものをしてくれるのだから、感謝したり大切に思わなければ」という敬意を示すための、そして主婦自身は主婦業に対する誇りを支える材料として考えるべきだろう。
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