電球部分が取り外し可能な省エネ電球形蛍光ランプ登場

2008年07月03日 08:00

電球形状蛍光ランプイメージ【日立製作所(6501)】の子会社日立ライティングと西友は7月2日、電球形の蛍光ランプの点灯回路部分を繰り替えし使用できる省資源タイプの、電球形状蛍光ランプ「FTH15EL/13/ADE(電球色)」「FTH15ED/13/ADE(昼光色)」を10月1日から西友の店舗で販売すると発表した。現在利用している家庭用の白熱電球E26口金付の60W形からの置き換えが可能(【発表リリース】)。

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電球形状蛍光ランプの仕組み
電球形状蛍光ランプの仕組み

従来の白熱電球と比較して、明るさはほぼ同じながらも消費電力を76%ほど削減できるこの蛍光ランプ、発光管部分と点灯回路が分離できる構造のため、点灯回路部分を繰り返し使うことができる。元々点灯回路部分は発光管と比べると寿命が長いため、一体型と比べて分離させることで、寿命の長い部分を繰り返し使える。この仕組み自身もめぐりめぐって電力の消費に役立つとのこと。なお実売価格は全体で1500円前後、交換用の発光管部分が500円前後になる。

「発光管部分と点灯回路部分の寿命が違うので、発光管部分が消耗した際に、まだ使える点灯回路部分まで捨てるのはもったいない」という考えは分かるが、それを実際に「ならば取り外し可能にしてしまえ」とアイディア化し、そして実用化にまでいたったのは興味深いお話。

入手場所が限られていることを考えると、すべての人が使えるわけではないが、通常の白熱電球を使っている人には一度試して欲しい商品といえよう。

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