【更新】別々の色で書いたノートをそのままパソコン上で保存・ぺんてるがデジタルカラーペンを発売

2008年07月01日 06:30

『airpenストレージノート2.0』と『カラーデジタルペン』イメージぺんてるは6月30日、色分けしたノートをパソコン上で再現できるデジタルペンを開発し、7月10日から商品として出荷開始すると発表した。2007年12月から発売している『airpenストレージノート2.0』の利用者向け『カラーデジタルペン』としての提供となる。色は赤と青の二種類。価格はいずれもオープンプライスだが、アマゾンによると本体の『airpenストレージノート2.0』が価格2万9400円とある(現時点での実売価格は2万1800円)([発表リリース]、【公式サイト】)。

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『airpenストレージノート2.0』と『カラーデジタルペン』
『airpenストレージノート2.0』と『カラーデジタルペン』

『airpenストレージノート2.0』は文章・イラストを問わずそのままのイメージでデジタル的に複写され、保存可能な「デジタルノート」。ボールペンのペン先から超音波と赤外線を発信し、フラッシュメモリを搭載した「デジタルノート」部分に筆跡情報を記録していくというもの。書いたデータをパソコンに転送すれば、加工をはじめとした各種活用が容易に出来る。

覚え書きやメモなどをマウスによる描写やキータイプで行うのが苦手な人、手書きの方がやりやすい人にとって、「ストレージノート」と「airpen」の組み合わせは「デジタルな手書きペン」として活用できる。

記録されたデータはそのままメールしたりファイルとして保存することはもちろん、必要部分のみを切り貼りして他の資料作成の際に用いたりすることもできる。また、紙の上に書いた資料そのものを相手に渡し、デジタルデータ化されたものを手元に残しておいて記録しておくという、「その場でコピー・デジタル保存」といった芸当も可能となる。

黒で書いた部分はテキストに変換、赤の表組み部分はそのまま画像に変換という事例
黒で書いた部分はテキストに変換、赤の表組み部分はそのまま画像に変換という事例

今回発売される『カラーデジタルペン』では、通常色の黒に加え、赤・青のペンにそれぞれの色のデータを赤外線データに乗せることで「ストレージノート」側に色の区分を認識させるもの。例えば文章を黒で、説明用イラストを赤で書き、黒の部分だけをテキストに変換することや、パソコンのデータ上で特定の色のみを表示させることもできる。

いわばトレーシングペーパー上にメモ書きができ、そのトレース先が別の紙ではなく「デジタルの信号」として記録されるようなもの。使い道は営業マンなどによるビジネスユースが主なものになるだろうが、利用パターンによっては非常に便利な道具となることだろう。特に今回発表される「カラーペン」で文字や図版の処理を別々に行える仕組みが使えるようになり、「問題は黒、正解は赤。最初は黒のみ映し出し、後ほど赤を追加表記」などの発展的な活用方法が考えられよう。


(最終更新:2013/09/06)

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