今回配信されたタイトルはいずれも他機種で発売されているおなじみのものばかりだが、iPhone / iPod touchに特徴的なタッチパネルなどのインターフェイスや加速度センサーを活用。同機種ならではの操作性と要素を満載している。例えば『ボンバーマンタッチ』の場合、フリックやタップだけでなく、内臓の加速度センサーを利用して端末を傾けることでもゲームを操作できる。

昨今の調査でも多くの人が7月11日に発売されたiPhone 3Gをきっかけに、iPhone / iPod touchの世界に足を踏み入れると答えている。実働数がどの程度になるのか現状では未知数だが、あるいは既存の携帯電話と肩を並べるほどの普及率となることだろう。もしそこまでのレベルで普及すれば、やはり携帯電話と同じくらいの「ソフトウェアの市場」が構築される。さらにそこは、ソフトの普及数は圧倒的に少なく「ほとんどライバルがいない肥沃な土地を持った新天地」とソフトメーカーの目には映るに違いない。

その観点からすれば、すでに多数の「フィジカルゲーム」コンテンツを抱え、ノウハウも蓄積しているハドソンなどのメーカーはきわめて優位な立場にあるといえる。今後の移植展開にも期待できよう。

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