夏休み 今年はやっぱり節約型 特にOL 海外あきらめ
2008年07月31日 08:00
電通リサーチは7月29日、2008年夏における夏休みの過ごし方に関する調査結果を発表した。それによると今年の夏休みは休暇日数・予算共に例年並であるものの、節約型指向が強まり、特に20代未婚OLにその傾向が強いことが明らかになった。消費性向そのものがひかえめになっていることが、夏休みの過ごし方からも浮き彫りにされた形だ(【発表リリース、PDF】)。
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今調査は6月12日から22日、東京30㎞圏の15~59歳男女に訪問面接法で行われたもので、有効回答数は630人。予定休暇日数は6.5日、予算は10.8万円とほぼ平年並みの結果が出ている。
今年の夏休みの過ごし方では、昨年まで3年連続で1位だった「国内旅行」がその数を減らし、「帰省する」がトップについている。
夏休みの過ごし方
同母体を対象にした「理想の」夏休みは「海外旅行」がトップについている。理想は海外でも現実には国内旅行、さらには帰省の方が数が多いなど、できる限り経費を削減しようとする動きが見て取れる。
特に他の年齢層と様相を異にする「20代の未婚OL」にまとを絞ってその行動性向を見ても、「節約志向」が分かる。
夏休みの過ごし方(20代未婚OL編)
去年は「海外旅行」がもっとも多かったものの、今年はその数を大きく減らしている。その代わり、「海水浴」「帰省」が大きく票を伸ばしているのが分かる。時間にも予算にもある程度余裕があるこの階層でも、海外旅行を避けて近場、あるいはお金のかからない場所で我慢をしているようすがみられる。
休暇や予算はほぼ例年並だが派手な行動はひかえ、予算がかからなくて済む過ごし方を好む傾向が今年は一層強く見られる。これもひとえに景気の不安定さとガソリン代の高騰が要因。もっとも実家に住む祖父・祖母にとっては、子どもや孫の顔を見られる機会が増えることになり、ありがたいお話なのかもしれない。
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