目薬を最後まで使いきれる人はわずかに4割足らず
2008年07月20日 12:00
情報サイト「ブロッチ」などを展開するアイシェアは7月17日、目薬やドライアイに関する調査結果を発表した。それによれば市販の目薬を購入しても最後まで使い切る人は全体の4割足らずであることが明らかになった。またそもそも市販の目薬は使わないという人も1割強存在している。ドライアイや疲れ目対策には欠かせないと思われている目薬だが、そのサイズゆえか使い切る前に無くされる場合が多いのかもしれない(【発表リリース】)。
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今調査は7月2日から7月4日の間、無料メール転送サービスCLUB BBQの会員に対して行われたもので、有効回答数は491人。男女比は53.6対46.4。年齢構成比は20代14.5%、30代54.6%、40代30.1%、その他0.8%。携帯電話を個人認証として用いたパネルであることなどから、それなりに携帯電話やIT・ネットに精通した人たちが母体なことを考慮する必要がある。
市販の目薬について最後まで使い切るか否かをたずねたところ、全体では36.5%の人だけが「最後まで使い切る」と答えた。
市販の目薬について最後まで使い切るか否か
「使い切る」の選択肢より10ポイントほど「使い切らずに捨てる・無くす」と答える人が多い。選択肢上は「捨てる」か「無くす」だが、年単位で放置する(、そして古くなったと判断して捨ててしまう)場合は考えにくいので、使っている途中で無くしてしまうという人が多数を占めているのだろう。
途中で捨てたり無くしてしまう
人の方が多い
改めて考えてみれば、目薬は使う頻度はまちまちであるし、薬箱に入れるのが面倒くさいと考え、手元に置いておく人も多いはず。サイズも小さいことから、ついついどこかに置き忘れて無くしてしまうに違いない。いっそのことケータイのストラップに取り付けてみては、とも思うのだが。
一方、全体では16.3%の人が「市販の目薬を使わない」と答えている。「市販でなければ自家製の目薬を……」というわけではなく、目薬そのものを使わないという意味だと思われる。目にゴミが入ってなかなか取れない時をはじめとした特殊状況下以外では、目薬を常備薬として携帯使用することはない、ということか。
この「市販の目薬を使わない」について、年齢階層別では特に20代が25.4%と大きめであるのが気になる。この年齢層でも「最後まで使い切る」の割合は他の年齢とさほど変わりないので、もしかすると「最後まで使い切らずに無くしてしまうから、はじめから持たないことにする」と考えているのかもしれない。
元調査では全体のうちでは33.8%、ドライアイ対策をしている人の中では72.8%の人が「ドライアイ対策に目薬を使う」と答えている。実際にドライアイ対策用目薬も発売されていて、売れ行きも好調のようだ。ネットユーザーの約半数が一日6時間以上パソコンに向かうという結果も出ている以上、ドライアイ対策、特に目薬は今後さらにニーズが高まるかもしれない。
また、1割以上の「目薬は使わない」という人には逆に、まばたき以外にどのような「疲れ目」「ドライアイ」対策をしているのか、聞いてみたいものである。
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