約半年でチーズ25.5%、みそ18.1%の値上げ~農水省が直近の加工食品価格調査結果発表
2008年07月02日 08:00
農林水産省は6月25日、主要な加工食品の小売価格調査結果(6月第3週)を発表した。それによると直近データでは1月比で食パンが8.9%、チーズが25.5%、みそが18.1%など、主要食品においいて1~2割程度の値上げが進行していることが明らかになった。値を下げているのは調査品目16項目のうち「ハム」「納豆」「マヨネーズ」のわずか3品目に過ぎなかった(発表リリース、PDF)。
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【チーズ25%、即席めん10%……価格上昇率を農林水産省が公表】で紹介したように農林水産省では5月2日以降、主要15項目(+バターを5月から調査開始)についての価格を追跡調査し、毎週データを更新している。直近のデータとして6月第3週のものが6月25日に発表されたわけだが、1月の平均価格を100とした時の値は次のようになっている。
6月第3週時点における主要16項目の全国単純平均値(バターは5月を基準、それ以外は1月を基準とした時の値)
1月を基準としており、大体半年程度の経過ということになるが、その間に多くの食品で1~2割の値上げが行われているのがわかる。食パンや即席めんなどの主食もさることながら、みそ・しょう油・食用油をはじめとする調味料の値上げも著しい。
原油・穀物価格の高騰が去年後半から大きく原材料費を押し上げる形となっているが、それが食卓周りにもじわじわと影響を与えつつある。今後も身の回りのお店の価格はもちろん、逐次更新される発表データも注視していく必要があるだろう。
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