【更新】現代人は夜更かしさん? 過半数は日が変わってから「おやすみなさい」
2008年06月28日 12:00
C-NEWSは6月27日、睡眠に関する実態調査の結果の一部を発表した。それによると、平日も休日も就寝する時間は午前0時とする人がもっとも多いことが明らかになった。休日は平日よりもやや夜更かしする傾向にあるが、ボリュームゾーンが午前0時であること、午後11時から午前1時の間に約7割の人が当てはまること、そして過半数が「日が変わってから寝ている」ことに違いはない([発表リリース])。
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今調査は6月13日と14日にネットユーザーを対象に行われ、有効回答数は1000。男女比は1対1で、年齢階層比は10代・20代・30代・40代・50歳以上で均等割り当て。
平日と休日、それぞれにおける普段就寝する時間を尋ねたところ、もっとも多い時間帯は両者とも「午前0時(真夜中)」で3割前後という値が出た。
普段就寝する時間
平日では午後11時から午前1時台に寝る人は76%、休日は70%を占めており、やや休日の方が遅い時間帯に偏りがちだが、多くの人が「日付が変わる前後に寝る」ことを示している。また、見方を変えれば「過半数の人は日付が変わってから床につく」ことを意味している。
また、年齢層別に見たデータからは
・高年齢層ほど早寝をする傾向がある。
・30代までは平日より休日の方が夜更かしする傾向がある(40代以上は平日も休日もほぼ変わらない)。
という傾向が見て取れる。
日常生活の忙しさからなのか、【夕ご飯何時ごろ食べてます? 午後9時以降に食べる人が増加中】にもあるように夕食を取れる時間が過去に比べれば遅くなる傾向にある。また高齢ほど夕食を早めに取る状況も見られる。これが「高年齢層ほど早寝をする傾向がある」一因なのかもしれない(むしろ「早寝」をするために早く夕食を取る可能性の方が高いが……)。
ケータイを楽しむため?
また、「30代までは休日は夜更かしする」という点においては、【肌身離さず持つケータイ・一日約17時間は手元に!】にもあるように「30代までと40代以降の間にある、携帯電話に関するジェネレーションギャップ」と、【ケータイ動画普及中・観る時間は「夜のまったり時間」】で解説した「夜中は携帯電話で動画を楽しむ」の二つが要因なのかもしれない。つまり「ケータイ世代」である30代までは、休日の夜半は携帯電話で動画を楽しむため、つい休日は夜更かししてしまうが、40代以降になるとそれがないので休日も平日と就寝時間があまり変わりない、ということだ。
あくまでも推論に過ぎないが、「30代と40代の間に横たわるライン」と「生活習慣の違い」から連想されることといえば、真っ先にこの二つが想像される。
就寝時間は個人個人の事情によって異なる。通勤や通学の事情から早起きしなければならない人は早めに寝る必要があるし、時間に余裕のある人やフレックスタイムが使える人は、それこそ夜遅くまで起きていられる。また、働く時間が昼間からずれている人は、就寝時間も人とは違うタイミングになることだろう。
それらを考慮しても、「午後11時~午前1時に寝る」というのが世間の実情ということになる。これを早いと見るのか遅いと見るのかは微妙なところだが、テレビの深夜帯の時間枠の定義(番組構成的には午後11時以降は「深夜」扱い)などを考えると、「夜」を過ぎて「深夜」になる時点で床についた方が身体にはよいのかもしれない。
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