「ビタミン」「鉄分」「カルシウム」「食物繊維」……食生活で不足している栄養素をバランス栄養食品に求める傾向
2008年06月26日 08:00
インターワイヤードが運営するネットリサーチ会社DIMSDRIVEは6月25日、バランス栄養食品に関する調査結果を発表した。それによると、バランス栄養食を食した経験のある人が望む、含まれていてほしい成分・栄養のトップには「ビタミン」がついた。他に「鉄分」や「カルシウム」そして「食物繊維」が過半数の支持を集めており、この4要素のニーズがとりわけ高いことが分かる(【発表リリース】)。
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今調査は4月16日から24日までの間、インターネット経由で行われ有効回答数は8477人。男女比は男性対女性が46.4対53.6。年齢階層比は30代がもっとも多く36.4%、ついで40代30.2%、20代13.9%など。職種区分では会社員が39.6%ともっとも多く、ついで専業主婦・主夫の21.3%、パートやアルバイトの12.6%など。
バランス栄養食品を食べたことがある人に、バランス栄養食品に多く含まれていると嬉しい成分や栄養についてたずねたところ、「ビタミン」が飛びぬけて多く6割近い数字を出した。
バランス栄養食品に多く含まれていると嬉しい成分や栄養
選択肢が「ビタミン」だけで、「ビタミンC」「ビタミンA」などの各種ビタミン毎に分けられていないのが、多くの票を集めた一因でもある。しかしそれを差し引いても、ビタミンの人気の高さが見て取れる。
「ビタミン」に続くのが「鉄分」、そして「カルシウム」というミネラル分たち。貧血の傾向がある人には鉄分不足が多いともいわれており、貧血の解消には鉄分を多く含む食品を食べるように勧められる。性別の得票データは公開されていないが、恐らくは男性より女性の方が「鉄分」を求めているのだろう。また「カルシウム」は骨の形成やストレス防止には欠かせない。魚や乳製品が苦手な人は、バランス栄養食に補充をもとめているのかもしれない。
「バランス栄養食」はおやつという観点も強いが、元々は「バランス(よい食生活を過ごすための)栄養食品」であり、通常の食生活で不足している栄養・成分を補う効果が求められている。
「ビタミン」「鉄分」「カルシウム」「食物繊維」に高い支持が寄せられているのは、逆に考えればそれだ日常生活でこれらの要素が不足していると、それぞれの利用者が自認しているのだろう。
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