この定食、自給率何%!? 農水省の食堂メニューは自給率付き

2008年06月25日 08:00

農林水産省内食堂のメニューイメージ[朝日新聞]が伝えるところによると、東京・霞が関にある農林水産省の職員食堂が6月24日に新装開店する。この食堂のセールスポイントは、それぞれのメニューに(日本国内における)自給率が掲載されていること。価格はもちろんアレルギー成分、熱量などの栄養成分が書かれたメニューは多いが、自給率まで掲載されているのは珍しい。

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自給率つきの農林水産省内の食堂メニュー
自給率つきの農林水産省内の食堂メニュー

【7年間で39%から45%へ・食料自給率向上計画】にもあるように農林水産省では国内における食料の自給率(熱量ベース)を現行の39%から45%に引き上げる運動を行っている。誰でも気軽に自給率の計算が出来るシステムの提供も実施中(【今日のご飯の食料自給率がすぐ分かる!「クッキング自給率」農水省が開発】)。今回の農水省内での自給率表示の食堂展開も、「まず隗より始めよ」とばかりに「自分たちから食料自給率への意識を高めなければ」との思惑もあるようだ。

若林農林水産大臣が食堂内でそばを試食するようすイメージ詳細は【農水省内の説明ページ】にもあるが、北別館に配された食堂は入館証なしで誰でも自由に入り、食堂を利用することができる。別館のおむすび屋さんとあわせ営業時間は限られているので、来館するときには注意が必要。食堂そのものはビュッフェ形式。新装開店に先立つこと23日には、若林農林水産大臣が食堂内でそばを試食するようすも伝えられている(【該当ページ】)。

元記事を読む限りでは自給率の掲載は新食堂の展開と共にスタートのように思えるが、【デイリーポータルの体験レポート】によると2003年の5月の時点ですでに食堂(もちろん当時の)から提供される食事には自給率が掲載されていた模様。その当時から自給率はパソコンで計算された、との説明もある。

先の参照ページにもあるように、農水省提供のデータベースを使えば、自分が口にしている料理の自給率の計算もできる。農水省内食堂ばりに、一日の食事の自給率を計算し、色々と考えてみるのも一興だろう。


■関連記事:
【食料輸入が途絶えた時、食卓に上がるメニューとは】

(最終更新:2013/08/05)

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