今調査は6月1日から5日までの間にインターネット経由で行われたもの。有効回答数は1万4071人、男女比は46対54、年齢階層は30代がもっとも多く39％、ついで40代29％、50代の16％など。

コンビニ弁当利用者に対し普段どのコンビニ弁当を利用するのかたずねたところ、セブンイレブンがもっとも多く6割強を占めた。

コンビニ弁当の利用先(複数回答)

「そもそも論」となるが、自分の生活圏内に該当するコンビニが無ければ、そのコンビニの弁当を買うことはできない。それを考えると、「コンビニ弁当の利用先」≒「身近に位置し利用できるコンビニ」と見ることもできる。もちろん生活圏内に複数のコンビニがある場合は、その弁当の好き嫌いで「ここは使うがここのは食べない」という場合もあるので、「＝」(イコール)ではなく「≒」(セミイコール)となる。コンビニの店舗数そのものやシェア比、さらには【関東と関西で異なる傾向・利用率トップのコンビニは？】でお伝えした利用率と比べてみても、さほど違いはないように見える。

しかし「どのコンビニ弁当が一番おいしいか」という問い(単一回答)になると、店舗数やシェア、利用率を超えた違いが見えてくる。

もっとも美味しいと感じるコンビニ弁当

セブンイレブンがほぼ半数を占める44.4％を獲得し、ダントツの第一位に君臨している。第二位のローソンですら9.7％でしかなく、他のコンビニも10％すら確保していない。セブンイレブンの利用者が元々多いとはいえ、ここまで大きな差が出ている以上、「セブンイレブンのお弁当には何か魅力的な秘密がある」と見てもよいだろう。

一方、「分からない」という回答が25.4％と1/4を占めているのも気になる。これは「どれも美味しくて、どのコンビニ弁当が一番か分からないよ」なのか、それとも「どのコンビニ弁当も似たような味で、美味しさの違いなど分からない」なのか。この調査結果からだけでは判断が出来ない。

コンビニ弁当はコンビニの主力商品であるだけに、各社それぞれ個性あふれた種類の弁当が陳列棚にひしめき合っている。毎週のように、時としてさまざまなキャンペーンと組み合わされて登場する、目を見張る新商品などは、見ているだけで楽しくなってくる。

力の入れ具合は各種共に最大級のものだろうが、結果としてはセブンイレブンのお弁当がもっとも大きな成果を挙げていることになる。事業体の規模の違い以外に、多くの人をひきつけるコツが、セブンイレブンのお弁当にはあるのだろう。