ストーンヘンジを必至に掃除する巨人
2008年06月21日 12:00
イギリスを代表する不思議な遺跡の一つ、ストーンヘンジ。その建物がどのように使われていたかについては、UFOの発着場所や宗教活動の場所、天文台、最近では(神がかり的な)医療施設など、多種多様な説があり、未だに解明されていない。しかし最近の、真相を究明しようとする人々の「捜索」をにがにがしく思ったのか、ストーンヘンジの真の持ち主が現れ、捜索で汚れた、かの場所の掃除を始めた……
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ストーンヘンジに巨人あらわる!? 実は……
……とばかりに説明をつけたくなるような写真が【Mail Online】に掲載されていた。宇宙人、あるいは異世界人にしては(スケールは大きいものの)あまりにも地味な姿形をしているな、と思ったら、実は単なる掃除のおじさん。イギリス国内で人気を博しているミニチュアジオラマのテーマパーク【Babbacombe Model Village】で行われている恒例の掃除風景を撮影したものだという。つまり「掃除のおじさん=巨人」ではなく、「ストーンヘンジとその周囲の人々=ミニチュア」ということ。
この「Babbacombe Model Village」には村そのものや港まであわせて400以上もの建物が立ち並んでいる。縮尺はすべて1/12。単に建物が設置されているだけではなく、内部照明も点灯するし、牛は鳴くし教会の鐘はなるし、電車はレールの上を走り回る。設置されたミニチュアの人間は1万3000人に及ぶという。
「ミニチュアの村」は例えば中世や近代、繁華街や住宅街など時代や様式ごとに色々な区域に分割され、その地域毎の文化や人々の暮らしをミニチュアで楽しむことができる。
公式サイトには「街づくり」の様子も掲載されている。楽しそう……
「守りは完璧」(笑)
公式サイトに掲載されているプロモーションビデオ。単に模型が置いてあるだけでなく、さまざまな工夫が凝らしてあるのが分かる。
元記事には「恒例の掃除」としか書かれていないが、実際に掃除をする人は細心の注意を払っているに違いないし、その道のプロであることも違いない。万一バランスを崩して倒れようものなら、それこそ「家屋倒壊」「遺跡半壊」などの被害を出しかねない。倒れることは無くとも、ちょっと注意を怠れば、足元の自動車や住民たちを蹴飛ばしてしまうかもしれない。さらに掃除のための「はたき」の力加減で電飾を折ってしまおうものなら目もあてられない。
背景の色合いなどもあり、どうみても合成写真にしか見えない掃除風景。
元記事には他にも色々なシーンでの掃除のようすが描かれている。ガリバー気分を楽しめるに違いない。
なお似たような「ミニチュアな世界」は日本国内でも【東武ワールドスクウェア】などで楽しむことができる。こちらは縮尺が1/25とやや小さめだが、世界各地の有名どころがずらりと用意されている。さすがに掃除をしている情景までもは公開していないが、巨人になった気分で、あるいは通常ありえない視点からの世界旅行気分を堪能することができるだろう。
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