歴史的瞬間をとらえた写真をレゴ化する達人
2008年06月15日 12:00
先に【レゴでアレを作ってしまった人】でレゴが好きなあまり、レゴでスキャナやプリンタ、振り分け機などを作った人を紹介した。その際に別のレゴの達人の作品を見つけたので紹介することにする。【BBC News】でお披露目されていたもので、「歴史的瞬間をとらえた写真をレゴで再現してしまう」というものだ。
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あまりにも有名な硫黄島占領の1シーンをレゴで再現
これはイギリス在住のMike Stimpson氏によるもの。【氏のサイト】や【Flickr】上には多数の「レゴな作品」が公開されている。ひとめで「ああ、あの写真ね! 」というものもあれば、元写真を見て「これか!!」と二度びっくりするものもある。
天安門事件のさなか、戦車隊の前に一人で立ちはだかった青年の情景
ロックフェラーセンターのGEビル建築中の情景をとらえた、当時のニューヨークの建築ラッシュぶりや、世情をかいまみれる、あまりにも有名な写真(1932年撮影)。下が元の写真だが、レゴの人形を巧みに使い、それぞれの人のポーズまで再現しているのが分かる。
アポロ11号による有人月面着陸(1969年)の瞬間もレゴ化
Flickr上には製作の様子もアップロードされている
レゴのパーツ・人形部分には「スター・ウォーズ」のものもあり、警察・軍関係者が登場する写真は同作品の帝国軍兵士などに差し替えられている場合があるのも特徴の一つ。差し替えそのものがメッセージを含めている。
レゴはそのシンプルな構造から、色々な対象を抽象的に表現することに優れている。先のイメージスキャナのように「構造美」を楽しむこともできれば、今回の写真のように構成要素を抽象化することで、「訴えかけたい内容」をより印象深く・鮮烈にすることもできる。愛らしい姿かたちをしているレゴの人形が語りかけるメッセージを再確認すると共に、表現方法の豊かさ・発想に改めて感心する人も多いことだろう。
(最終更新:2013/08/05)
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