レゴでアレを作ってしまった人

2008年06月12日 08:00

レゴ製の何かイメージ日本ではそれほど広範囲に普及しているわけではないが、海外では子どもだけでなく大人もブロックのおもちゃ「レゴ」の愛好家が多い。【DailyMail】でも先日、「世界一のレゴタワーが出来ました」とばかりに30メートルほどの高さのタワーを50万個のレゴで作った話がニュースになるほど。海外における「レゴへの敬愛の深さ」を実感できるのが、先日【Ubergizmo】に掲載されていた、レゴ製のあるアイテム。

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レゴ製フィルムスキャナ
レゴ製フィルムスキャナ

Anders Soborg氏がレゴで作ったのは、 パソコンの周辺機器のひとつ、イメージスキャナ。さすがに取り込みのレンズ部分まではレゴで作るのは無理だったが、それなりにちゃんと稼動するから大したもの。

動画を実際に観てもらえればお分かりの通り、動作そのものは非常にゆっくりとしており、さらに取り込み精度も低く、実用としては使いものにならない。しかし「レゴ愛好者」としては性能云々よりも「レゴで出来たものがしっかりと作動し、機能を発揮する」ことに意義があるようだ。その意気や好し。

氏は【自分のサイト】において、このスキャナ以外にも多種多様な機器をレゴで作り、その動きを動画などで紹介している。たとえば【ブロック振り分け機】はレゴのブロックを振り分ける機械。レゴで作った機械でレゴを振り分けるという、禅問答のような一品だ。


レゴ振り分け機。しっかりと作動するから大したもの。
レゴ振り分け機。しっかりと作動するから大したもの。

「パソコン向け周辺機器でスキャナがあるのなら、似たような動作をするプロッターかプリンターもあるのでは」と想像していたのだが、案の定サイト上にはペン・プロッターの姿も確認できた。


レゴ製プロッター
レゴ製プロッター

スキャナ同様スピードは遅く、ぶれも生じるため実用にはとても耐えられないものだが、あのレゴで作られた機器が実際に動き、しかもちゃんとした機能を発揮する姿を見ると、感心せざるを得ないのも事実。

他にも動画共有サイトYouTubeなどで【「LEGO」をキーワードにして検索する】と、実に多種多様な作品が投稿されているのがわかる。単にジオラマを撮影したり、情景で紙芝居的な動画を作ったものもあれば、今回のプロッタやスキャナのように「実物を真似たレゴ製品」を紹介しているものも多い。

考え直してみれば、レゴは積み重ねが出来るパーツの集合体なのだから、「形」さえレゴで作れるものなら、事実上何でも作ることは可能だ(強度などの問題を別にすれば)。パソコン本体やハードディスク、マウス、(キーボード……はさすがに無理か(笑))などを作成し、「レゴ製パソコンフルセット」を作る人も将来登場するかもしれない。

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